それでも夜は明ける(12 Years a Slave) を観た

ごきげんよう

今回はこの映画を観ました。
ソロモン・ノーサップの「Twelve Years a Slave」を原作とした作品。
スティーヴ・マックイーンという方の三作目です。

1841年、ソロモン・ノーサップは自由黒人でヴァイオリン奏者。かれはある日二人組の男に誘われ公演を行う。
その夜三人で酒を飲み、朝目覚めたら鎖に繋がれ、奴隷として南部へ送られ、名前を変えられ売られてしまう。
彼は農場でムチ打ちの刑を受けながらも希望を捨てず生きた。

主人公は家族に囲まれヴァイオリンを弾いた公演と楽しい三人の会話から一転、鎖に繋がれた様。
自由の身であるのによくわからない木の板やムチで打たれるその様は衝撃的であった。
プラットと名前を変えられ、文字が読めることや頭が良いことは言わないほうが良いという同じ奴隷たち。
奴隷を買う主、側に付き添う妻もまたそれを容認している姿は異様さを覚えた。
その異様さはエスカレートしていく。逃げる奴隷は目の前で殺され、仕事中に死んだ奴隷の扱いもまたひどい。
女性の奴隷もなんとも扱いが酷い。
そんでもって、二人目の農園主もまた残酷である。最後の方の女性をムチ打つシーンはどうも心がどうかしそうだった。
痛々しい、というかお前らに良心というものが無いのかという気持ちになった。
最後に、主人公はたまたま同じ場所で作業していたバスの助けを得て自由黒人として農園を出るが、
他の奴隷はそのままである。その後の裁判もなんとも言いがたい内容であった。
農園でみんなが歌う歌が耳から離れない。

上記長々と書いたが、アメリカの負の部分を垣間見た気がした。
ただ、なんか私にはパンチが弱かった。強烈な印象を残す程のものではなかった。
やはり、タブーといえる領域だからだろうか。
映画化したことがそれだけでも素晴らしいことなのだろうか。
これ以上はみなさんで判断していただきたい。

それでは ごきげんよう

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