ごきげんよう
今回は葛城 真実(著)の「デイトリッパー(愛蔵版)」を読んだので感想を残しておきます。
オゾン層が破壊されて、有害な紫外線が昼間降り注ぐ世界で、アンはドラッグを使いながら生身を使った仕事をこなす。
その後寄ったチェンの店でドラッグを使った後から非現実的な事が続いていく。
エロとドラッグとSF。
オゾン層が破壊された世紀末風味の世界でそれでも人間の欲望を満たそうとするおかしな風俗システム。
何故か主人公は家出少女っぽい。
宣教師も紫外線の強い昼間から環境保護の布教とは大層な事である。
アンがチェンのお店でドラッグをかましてから、アンの周りが狂っていくがチェンがすべて解決。
更にオゾン層回復という技を繰り出して終り。
最後はコンピュータの人工知能登場という全てを片付けるには良い登場人物が出てきた。
中身があったようで深みが無かった気がする。
前日譚も繋がっているようですが、ぱっと見わからない。お風呂場で死んでた男がアレなのかどうなのか。
あまり、お腹は満たされなかったです。
もうちょっと現実的な結末を提示できるように世界観を構築できていれば良かったかと思います。
それでは ごきげんよう