ごきげんよう
皆さん沖縄の首里城はご存知でしょうか。世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録された1つです。
中国と日本の混ざり合った独特の建築様式や石組み技術で建てられており、全体的に赤い。そう、首里城=赤というぐらい赤い。
そんな首里城ですが、地元民としては1回行けばお腹いっぱいなのです。
そこで、皆さんが観光で行く首里城公園を地元民が散歩コースとして実際に歩いてみました。
散歩コースとして重要な点
・有料区画には入らない
・行って引き返すのが面倒なので、コースにUターン的なものは無し
※今回「西のアザナ」や「京の内」は含まれておりませぬ
・それなりに首里城公園を楽しめる事
・散歩コースなので運動できる事
地元民が行く首里城公園散歩コース
全体の流れが分かりやすいように下記首里城公園公式サイトに全体図がありますのでどうぞ。
http://oki-park.jp/shurijo/guide/51
1.はじまりは首里杜館(すいむいかん)
首里城公園入口から入って少し進むと右手、首里杜館(すいむいかん)があります。
ここには総合案内所や情報展示室、レストラン、カフェ、ショップに加えて地下駐車場があります。
車で来た場合は地下駐車場から最初に入る場所です。
ここの情報展示室は、スペースが小さい割に首里城公園についての映像資料やジオラマが見られます。
行った時は誰も居なくて、あんまり知られている感じがしないので残念です。
レストランやカフェがあるのでちょっと小腹が空いたらここで満たしましょう。
2.その名は守礼門
坂を登るとそこには守礼門があります。観光客人気なので何時も人が居ます。
少し手前には琉装で写真が取れるお店があります。着替えて守礼門で写真を撮る方々。
私が行った時も遭遇しました。
3.世界遺産を感じてみる
守礼門を過ぎると左手に「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」があり、左お隣に記念碑があります。
琉球の国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所でして、琉球石灰岩で造られた建造物だとのこと。
記念碑は「園比屋武御嶽石門」の所だけ手書き感があってグッときます。
観光ツアー客はこの世界遺産の話を聞いてから次の歓会門(かんかいもん)へ向かいます。
私が行った時も数十人のツアー客が居ました。
4.歓会門を素通りして階段を降りる
今回、もちろん有料区画に続く歓会門には行きません。ツアー客が吸い込まれる歓会門を横目に道を下ります。
すると左手に下りの階段が見つかります。思い切って降りてみましょう。
写真はありませんが降りた先の左手には「旧日本軍司令部地下壕入り口」が。
観光ツアーではここは紹介されないんじゃないでしょうか。
ここから首里城公園の真下を通って地下壕が伸びています。柵があるのでもちろん入れません。
5.龍潭と円鑑池の間を通って
階段を降りてまっすぐ進むと「龍淵橋(りゅうえんきょう)」があります。
左手が龍潭(りゅうたん)、右手が円鑑池(えんかんち)です。
橋の左側に階段があるので、そこから降りて龍潭の傍を歩くことができます。
運が良ければ龍潭や円鑑池に居る鳥が橋の上に出てきます。「バリケン」という鳥だそうです。
邪魔だからって驚かさないようにしましょう。
6.下りきったら上るだけ
ここまでずっと下りでしたが、ここからずっと上りです。
これが散歩コースらしさを出しています。
まずは龍淵橋を渡った先の階段を登ります。右手には弁財天堂とそこへ向かうための「天女橋(てんにょばし)」があります。
階段を登り切ると目の前に円覚寺があります。
右に曲がって、更に坂を登って行きましょう。
7.久慶門から城壁沿いルートへ
坂を上ると見えてくるのは久慶門(きゅうけいもん)。有料区画からの出口専用になっています。
ぞろぞろ人が出てくる所へ敢えて近づいていきます。
出口専用の階段を登って、久慶門を横目に歩いて行きましょう。
(久慶門から有料区画に入るわけでは無いので注意)
すると、上記のように道が続いている事が分かります。
そこに道があるなら歩きましょう。
途中、遠くから見ると「道が終わってる?」って思えますがそのまま進みましょう。
すると、階段がありますので、登りましょう。
城壁沿いに進むので、街へ伸びている下り道は選ばずただ階段を登り続けます。
途中、「ハブに注意」という看板があります。ご注意を。
さらに階段を登りましょう。因みに、この階段はあまり知られていないためか人が少ないです。
8.散歩コースの終わりとはじまり
長い階段を登り切ると小さな公園のような所に出ます。
休憩所と自動販売機があります。
ここまで歩いてきた道が「城壁沿いルート」と呼ばれるものです。
ここからそのまま真っ直ぐに行くとゆいレールの首里駅方面に出られます。ゆいレールで来た方はここまで。
車で来た方は首里杜館に戻るために「城壁外ルート」を通りましょう。はじまりに戻ります。
9.まとめ
今回は首里城公園散歩コースということで、首里杜館からはじまり、守礼門、龍潭、円鑑池、弁財天堂、円覚寺など首里城の周辺文化財を見ながら歩けるコースを紹介しました。
後半はずっと坂道と上り階段ですが、後ろを振り返れば良い景色に出会えますよ。
首里城公園に行った際は首里城だけでなく周辺の文化財を見ながら歩いてみては如何でしょうか。
それでは ごきげんよう
source:
首里城公園 ‐ 琉球王国の栄華を物語る 世界遺産 首里城
http://oki-park.jp/shurijo/