b-mobile SIM 高速定額を買ったので実際の速度や使用感を書いておく

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ごきげんよう

最近、ドコモ系MVNOでは通信量無制限(LTE使い放題)を宣伝文句として様々なサービスが出てきた。
「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」や「U-mobile LTE使い放題プラン」、「b-mobile SIM 高速定額」がある。

また、他のMVNOも「低速だけど通信量無制限」を出して上記3サービスに負けないよう工夫をしている。
例えば、So-netの「LTE SIM+ スマホセット4980」は1日360MB(月約11GB)がLTEで使えて、当日容量を超えた場合は低速通信になるというものである。

この中で、今回「b-mobile SIM 高速定額」のデータ専用SIMを購入して使ってみたので実際の速度や使用感を書いておく。
これから購入する方の参考になればありがたい。

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1. b-mobile SIM 高速定額って何?

「b-mobile SIM 高速定額」とは日本通信が提供するドコモ系MVNO通信サービスである。
因みに日本通信は日本のMVNOの第1号であり、この業界では老舗とも言える。
簡単にまとめると以下がこのサービスの特徴になる。

1.月額基本料1,980円(税別)で高速データ通信(LTE)が使い放題
2.ドコモのXi/FOMAエリアなら使える
3.MNPで音声も付けられる(ただし、データ専用とは異なるSIM)
4.高速定額を使わない人も「ライトプラン」で月3GBのプランを選べる

2. 実際の速度を測ってみた

実際に購入して速度を測ってみたので出そう。
まず、環境は以下の通りになる。

・Aterm MR03LNに「b-mobile SIM 高速定額」のSIMを装着
・11n/g/b(2.4GHz帯)にてGalaxyNote2と接続
・計測には「OoklaのSpeedtest.net」と「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使用
・計測の際、端末(Aterm MR03LN)の移動無し

さて、早速速度計測結果を示そう。まずは複数回計測してみた結果である。

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朝は弱いが夜(深夜)強いという感じである。昼はかなり遅めだが私は使わない。
朝は一気にユーザーが多くなるため600kbps程度に落ちていく事が多い。
しかし、朝2Mbps程度出ることもあるためユーザー数に左右されている。

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たまに400kbps台まで落ちる。この「b-mobile SIM 高速定額」を使う前は「OCN モバイル ONE」を使っていたが低速通信(200kbps程度)と同じ所まで落ちるのではないかと思えてしまった。
下がるときは本当に下がる。

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上がるときは上がる。
計測した範囲では14Mbps程度までは出た。
深夜と朝方早い時間帯はユーザーが少ないのでかなり速い印象である。
因みに冒頭の「OoklaのSpeedtest.net」の結果画像は朝方(5時頃)に計測した際のもの。

さて、次は使用感についてである。

3. 使用感と考慮すべき点

実際に「b-mobile SIM 高速定額」を使ってみた際の使用感及び考慮すべき点を述べておく。

・画像多めのウェブサイトでも表示に時間がかからない

「OCN モバイル ONE」の時は200kbpsで画像を表示させるという無茶をしていたので、今はストレスを感じない。
他のLTEサービスと同じように表示が速い。

・YouTubeは720pか360pで見られる

これは回線の状況によるが以前「OCN モバイル ONE」の際に諦めていた動画視聴が出来るようになった。
HDは難しいが720pか360p程度なら再生出来る。

・Google Playのアプリダウンロード程度なら速い

数MBのファイルならストレス無くダンロードしてくれる。
ただし、数百MB程度になると次のIPアドレス切り替えの影響で上手くダウンロードされない場合あり。

・接続がプライベートIPなので回線の混雑具合によってコロコロとIPアドレスが変わる

同じIPアドレスを使いたい場合は注意。
SIM接続当初から一定の通信を行っている場合は切り替えが行われにくいように感じる。
途中から時間あたりの通信量が増えた場合はIPアドレスが変わると思った方が良い。

・1週間使ってみたが、思ったほど速度制限を受けていない

1月末からこの高速定額を利用している。
基本的に昼間使っていないためだと思うが、1日1GB程度使っても速度制限を受けたとは感じられない。
下記公式の注意事項があるのでご注意願いたい。

※ファイル交換(P2P)アプリケーション等に制限を設ける場合があります。また、大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限をかける場合があります。

・場所によって、時間帯によって速度は変わっていく

人が多い都市では相当遅くなる事が考えられる。
郊外や地方だとユーザー数が少ないので結果速く使えるかもしれない。
日本通信はpingが遅いと言われているが少しは改善してきているように思う。

・月額基本料1,980円でこの使い勝手なら十分

以前b-mobileの1GBで1,980円のプランを使っていたが、その時から2,3年であるが時代が変わったなと感じた。
十分使えると感じている。

前述の通り、場所や時間帯によってどのくらいの通信速度なのかは使ってみないとわからない部分がある。
まずはデータ通信専用SIMを使ってみると良いと思う。大丈夫そうならMNPを利用するというのも手である。

4. b-mobile SIM 高速定額の始め方

「b-mobile SIM 高速定額」について簡単に始め方をまとめておく。
下記はデータ通信専用SIMの場合である。

0.クレジットカードを用意する(因みにMNPの場合は本人確認書類が必要)

1.公式オンラインショップや取り扱い店(イオン/Amazon/ヨドバシカメラ)でSIMパッケージを購入する

2.利用開始手続きページ(パッケージに記載URL)から手続きを行う
  ※以前b-mobileのサービスを利用していてアカウントを持っている場合は手続きが楽

3.開通手続きダイヤルに電話/開通処理
  ※電話をしても時間によって開通が翌日になる場合があるので注意

4.SIMを使用するスマートフォンやルータでAPNの設定をする

5.ようこそLTE使い放題へ

詳しくは下記にて

利用開始までの流れ | b-mobile SIM 高速定額

http://www.bmobile.ne.jp/bmsim/flow.html

5. 最後に

今回は「b-mobile SIM 高速定額」を購入したので実際の速度や使用感を書いてみた。
巷のレビューでは酷い速度の記事が多かったが、実際に使ってみるとそれなりに使えると感じている。

IPアドレスがコロコロと変わる点は注意すべきだが、それを含めこのお値段で毎月使える事を考えればかなりありがたいと思う。
「b-mobile SIM 高速定額」の登場以降、類似の「LTE使い放題」サービスは出てきていないので、今後のMVNOの動向も気になる所である。

それでは ごきげんよう

source:
b-mobile SIM 高速定額 | b-mobile

http://www.bmobile.ne.jp/bmsim/

Speedtest.net by Ookla – The Global Broadband Speed Test

http://www.speedtest.net/

Speedtest.net – Google Play の Android アプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=org.zwanoo.android.speedtest&hl=ja

BNRスピードテスト 画像読込み版(iPad iPhone などのFlash非対応版)

http://www.musen-lan.com/speed/speed-img.html

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