MVNOのSIMカードの見た目が変わる その見た目もはや白SIM

By: Karl Baron

ごきげんよう

毎月何かしら話題を出してニュースになるMVNO界隈ですが、その中でもドコモ系MVNOについて話してみたいと思います。

ドコモ系MVNOは名前の通りNTTドコモより回線を借りて通信サービスを提供する事業者です。
OCN モバイル ONEも、IIJmio(IIJmio高速モバイル/Dサービス)も日本通信のb-mobileも全てドコモ系です。
まあ、他のKDDI回線を使ったマルチキャリアMVNOもありますが数ではドコモ系が多いですね。

ドコモ系MVNOが多いとNTTドコモのSIMカードが大量にMVNOを経由してユーザーの手に渡ります。
皆さんが見たことがある赤いSIMカードだったり、最近はピンクのSIMカードが出回っているようです。
ピンクは新しいバージョンらしく、新規に発行されているものはピンクのものらしいですね。

By: Karl Baron
By: Karl Baron

さて、MVNOが提供しているのにNTTドコモの表示があるのでユーザーは電波や通信速度の問題をNTTドコモに言いたくなります。
しかし、通信速度を絞ったり工夫しているのはMVNOです。伝えるべきはそちらです。
「MVNOそれぞれの見た目とかにすれば良いじゃない」と言われてもSIMカード発行はMVNOで出来ないというのが現状です。
大手携帯キャリアから回線を借りているので納得の話ですが、ユーザーには分かりにくいですね。

この辺り、これまで少々面倒でしたが変わってきたようです。

総務省|研究会等|携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース(第2回)

こちらでNTTドコモが提出している資料で「MVNOからの要望に対する取り組み」として「MVNO専用SIMの提供」というものがあります。
これにてNTTドコモがMVNO経由で提供する「MVNO専用SIM」はデザインが変わりました。

てくろぐ: IIJmioのSIMデザインが変わります

これはIIJの公式ブログでも説明があり、中身はピンクのSIMと変わらない真っ白なSIMが今後IIJ経由で提供されます。
もはや、白ロムならぬ白SIMです。
白ロムとは、SIMカードを抜いた状態の携帯電話/スマートフォンの事を言います。

IIJでは、

IIJの普段の取り扱い枚数を考えると、通常商品としてイラストやその他のマークを入れることは現実的ではありません

ということなので、SIMカードが「MVNO専用SIM」に切り替わっても表面は真っ白なSIMカードが提供されるようです。

規模が小さいMVNOなら独自のデザインのSIMカードを提供することも可能なようですが、管理ができるかとかコスト面でどうなるか分かりません。
SIMカードへのデザインや印刷コストがありますからね。

今後、どこかのMVNOがイラストを自由に入れて提供するかもしれません。
訪日客向けにSIMカードに歌舞伎やアニメ絵などを印刷したものも良さそうです。

今後の展開が気になりますね。

それでは ごきげんよう

source:
総務省|研究会等|携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース(第2回)

てくろぐ: IIJmioのSIMデザインが変わります

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