ごきげんよう
今回は、沖縄国頭村にある大石林山で全ての散策コースを歩いてみたのでまとめておきます。
1. 大石林山とは
大石林山は沖縄の辺戸岬近くにある沖縄県の「国定公園」です。
美ら海水族館よりも更に北にあり、なかなか行きにくいほど遠いですが、
ゴツゴツした岩山や岩があり、パワースポットあり、展望台から見える景色良しとここだけでかなり満足できる場所です。
自然を肌で感じる良い機会になります。
コースは計4つあり、巨岩・石林感動コース、美ら海展望台コース、バリアフリーコースと亜熱帯自然林コースです。
バリアフリーコースを除く3コースを周っても1時間30分程度です。
亜熱帯自然林コースは駐車場に続くコースで、歩いて駐車場まで行けます。
美ら海展望台コースは高いところから辺戸岬を含む景色が見られます。パワースポットもあります。
2. 行くときに注意すべきこと
幾つか注意したほうが良い事があるのでまとめておきます。
- 那覇空港からかなり遠い
- 閉園が早い
- 歩きやすい靴で行こう
- 携帯電話は繋がりません
- 精気小屋(スタート地点)でしっかり準備すること
- 着替えやタオルはあったほうが良い
那覇空港から2〜3時間ぐらいかかる事を考えたほうが良いです。
美ら海水族館から更に北に行くので運転する方は適度に休憩しましょう。
大石林山に向かう途中の海は綺麗ですよ。
受付時間は4月〜9月は9:00〜17:00、10月〜3月は9:00〜16:00。上記最終時間+1時間程度で閉園です。
全コースを回る場合は休憩を入れて2時間程度になります。
辺戸岬を見た後に大石林山だと入れない場合があります。
私が行った際も間に合わずに引き返していった観光客が居ました。
大石林山から辺戸岬に行きましょう。そのほうが後々良かったと実感出来ます。
公式に「トレッキングコース」と言っているように、歩きやすい靴を履きましょう。
歩きやすいコースはバリアフリーコースぐらいです。
コースに入ると早めに電波圏外に突入します。
各コースにはそのコース特有の色の紐が道に沿って通されています。
色は看板の色から確認可能です。
迷ってどっちに行ったらいいか分からなくなったら色の付いた紐を探しましょう。
看板が適度に配置されていて、紐がずっとコース上に通っているので、コース外に意図的に出ない限りは迷わないです。
精気小屋(スタート地点)にお手洗いや自販機があります。
私はnalgene(ナルゲン)のTritanを持って挑みました。水筒を持って行ったほうが良いと思います。
歩き続けるのでタオルがあると良いかもしれません。また、車に着替えや汗ふきシートがあると安心です。
亜熱帯自然林コースを歩いて駐車場に戻る場合はあると良いと思います。
3. 大石林山の全散策コースを歩いてみた
駐車場から精気小屋(スタート地点)へ
辺戸岬近くに大石林山駐車場への看板があります。
駐車場に止めるとそばのチケット売場でチケットを購入。
定期的にシャトルバスが出ています。
まずはシャトルバスで山道を5分程度登って精気小屋(スタート地点)まで行きます。
ガタガタと体に来る振動にご注意ください。
帰りはこのシャトルバスに乗る事もできますが、亜熱帯自然林コースを通って歩いて帰る事も可能です。
バリアフリーコース
精気小屋(スタート地点)の目の前に広がるのが「バリアフリーコース」です。
歩きやすくなっていて、車いすでも大丈夫です。このコースの所要時間は約20分です。
ここから見える岩山だけでも十分楽しめます。
他のコースともつながっていて、途中から別のコースに入る事も可能です。
歩く場所はアスファルトか木の板が敷き詰められています。
巨岩・石林感動コース
「巨岩・石林感動コース」はシャトルバス到着地点から来た道を少し歩いて戻ると入り口が見えます。
シャトルバスが行き交うのでご注意ください。このコースの所要時間は約35分です。
巨岩・石林と書いてあるだけに岩ばかりです。
長い年月をかけて変化した岩がそこかしこに散らばっています。
「縁結びの岩」だそうです。
どうするかは行った際に岩手前にある写真を確認ください。
こちらは石林です。
なかなか格好良く見えます。
他に公式サイトに載っている天神橋があります。
次の「美ら海展望台コース」に向かう中で見えた景色です。
この「巨岩・石林感動コース」はとにかく岩を見ます。
森のなかを歩くような形なので転ばないようご注意を。
美ら海展望台コース
「美ら海展望台コース」は「巨岩・石林感動コース」から繋がっていますし、「バリアフリーコース」の途中からも繋がっています。
このコースの所要時間は約30分です。
パワースポットの岩は実際に行ってみて確認しましょう。
それらを通り過ぎると、高いところに出ます。
登っていくとこんな開けた場所があります。
しかし、ここが一番高いところではありません。辺戸岬が見えますね。
更に登ると「美ら海展望台ステージ」があります。そうです展望台です。
視界が開けていて、ここからの景色は凄く綺麗です。
辺戸岬がさらに見やすくなりました。
この「美ら海展望台コース」はここから岩を見ながら下って「バリアフリーコース」に出ます。
こちらは断層。削れて道みたいになっていますね。どのくらいの年月でこのようになったのか想像出来ません。
全コースの中でもっとも高低差のある「美ら海展望台コース」。
精気小屋(スタート地点)に居るスタッフの方の話だとパワースポットも多いこのコースでプロポーズをされるカップルも居るそうです。
骨盤石、生まれ変わりの石などあえてパワースポットと呼ばれる場所の写真は載せていません。
気になる方は訪れた際にその身で感じてみてください。公式にガイドツアーもあるようです。
亜熱帯自然林コース
「亜熱帯自然林コース」は「美ら海展望台コース」から「バリアフリーコース」に出て少し反時計回りに進むと小さな休憩所の先に入り口が見えます。
因みに、通り過ぎると精気小屋(スタート地点)に戻ります。沖縄ぜんざいなど食べられるようなので休憩に良いかもしれません。
「亜熱帯自然林コース」の所要時間は約30分です。このコースのゴール地点は駐車場になっているので歩いて戻ることが出来ます。
さて、このコースはこれまでの岩メインではなくガジュマルがメインになってきます。
ガジュマルロードという看板もありますよ。
こちらは「幸せのガジュマル」と呼ばれています。
このような何年も長くこの地で成長を続けるガジュマルたちが見られます。
こちらは実写版ゲゲゲの鬼太郎のロケが行われたそうです。
ゲゲゲの奇木と呼ばれています。確かに不思議なカーブです。
こちらはガジュマルカーテン。
ひげのような枝が大量に伸びています。この太さ、この長さ。今も成長していると考えれば凄いものです。
ガジュマルロードなだけに他にも色々とガジュマルがあります。
全て載せると写真が大量になるので、その中から厳選して載せてみました。
こちらは東前(アガリメー)。
説明の看板には、これは新石器時代(2000年から5000年前)の拝所(うがんじゅ)だと思われるとのこと。
あんな大きな岩をどうやってバランス良く載せたのかとか、気になることが多いです。
「亜熱帯自然林コース」の終盤にして、最後に全ての印象をこの東前が塗り替えていく。そのぐらいの力があります。
訪れた際は必ず見て欲しいなと思うところです。
歩いて行くとシャトルバスの通る道が見えてきて、遂に出口となります。
シャトルバスが通るので気をつけながら駐車場に戻りましょう。
これで全ての散策コースを歩くことが出来ました。
4. 最後に
今回は、沖縄国頭村にある大石林山で全ての散策コースを歩いてみたのでまとめてみました。
那覇空港から車でも遠い場所にあるので行きにくいですが、行くだけの価値がそこにあります。
自然が創りだした岩山やガジュマルの姿をその身で感じてみてはいかがでしょうか。
それでは ごきげんよう
source:
沖縄北部国頭(通称ヤンバル)の観光やトレッキング、キャンプ、自然体験なら大石林山