ごきげんよう
皆さんはSuicaやPASMOやICOCAといった交通系ICカードを使っているでしょうか。
今回はそれぞれの交通系ICカードの名前は知られているのに「交通系ICカード」が知られていない件について考えてみます。
1. 交通系ICカードとは
交通系ICカードとは全国の鉄道・バスのICカードの総称です。
「交通系ICカード全国相互利用のシンボルマーク」があるので、下記をまとめて交通系ICカードと呼ばれます。
Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、はやかけん、nimoca
SuicaやPASMOは知られていると思いますが、それ以外は地域ごとに作られた ICカードになります。
ぱっと並べてみても名前の分からないICカードが幾つもあります。
色々ですね。
2. 旅先で自分の使っているICカードの名前は通じるか?
交通系ICカードは相互利用可能なので電車やバス、地下鉄で自由に使えます。
この分には全国相互利用の恩恵を受けており、対応していれば問題ないという状態。
ただし、気にすべきは旅先の飲食店やコンビニなどで使う場合です。
Suicaという名が通った交通系ICカードならどの地域でも「ああ、交通系のICカードね」と店員の方が理解してくれると思います。
しかし、その他のICカードはどうでしょうか。
「Kitaca」なんて発音すれば「きたか」ですし、「ICOCA」は「いこか」、「nimoca」は「にもか」です。
聞き慣れていないので「それってICカードの名前?」なんて状態になりかねません。
店員も自分の地域の交通系ICカードならわかるものの他地域の交通系ICカードとなると全て把握している人は少ないでしょう。
一気に認知度は下がるということです。
利用者にとっても自分が使っている交通系ICカード名を言ったら店員に「なんですかそれ」感を出されて困ることもあるかもしれませんね。
私も関西でPASMOと言って通じなかった事は何度かありました。
3. 「交通系ICカード」で通じるようにしようよ
それぞれの地域の名前があるなら「交通系ICカード」という共通の名前で言おうという話になります。
しかし、困ったことにこの「交通系ICカード」という名前は余り知られていないようでまたしても「ぽかーん」ってされます。
なんなんでしょうかね。交通系ICカードの全国相互利用を実現しているシステムのほうがよっぽど人間よりも優秀です。
それぞれの地域の交通系ICカードの名前と「交通系ICカード」という名前は通じるようにして欲しい所ですね。
もしくは全部の交通系ICカードの名前を必ず覚えるかどっちかですね。対応方法を考えた方が良さそうですね。
それにしても各自で交通系ICカードを作ってしまった結果、相互利用は出来たものの相互のICカード名称の把握が出来ていないという所でしょうか。
4. 最後に
今回はそれぞれの交通系ICカードの名前は知られているのに「交通系ICカード」が知られていない件について考えてみました。
旅行先で使うときに凄く困るなと本気で思います。
自分が使っている交通系ICカードの名前が知られていなくて嫌な気持ちになるぐらいなら、共通の名前を覚えておくべきです。
「交通系ICカード」という名で通じるようにして欲しいところです。
因みに「交通系ICカード」を理解してくれなかったり、カードをスマホカバーに入れていると店員に「iD」と間違われます。
ご注意ください。人間の思い込みとは怖いものです。
それでは ごきげんよう
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JR東日本:Suica>利用可能エリア