京都にある相国寺 春の特別拝観を訪れてみた

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ごきげんよう

今回は、京都にある相国寺 春の特別拝観を訪れてみました。

1. 相国寺とは

相国寺とは臨済宗相国寺派の大本山で、14世紀末に室町幕府3代将軍の足利義満により創建されています。
現存する法堂は日本最古の法堂建築となっています。
なお、相国寺は「しょうこくじ」と読みます。
創建した足利義満は左大臣であり、その左大臣は相国と呼ばれていたことから、このお寺は相国寺と名付けられたとのこと。

現在の敷地は約4万坪、元々はその36倍あったそうです。

また、金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(東山慈照寺)は相国寺の塔頭寺院です。これはあまり知られていないですね。

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参拝は普段出来ないのですが、春期、秋期の特別拝観時のみ参拝できます。
今回は普段は入れない法堂と方丈を見てきました。

なお、相国寺までは少々わかりにくいといえばそうなので、ナビを使うと便利ですね。

2. 法堂を見てみた

今回は法堂と方丈です。

法堂は写真撮影禁止です。
重要文化財で現存する法堂では最古のものです。
天井には狩野光信による蟠龍図(ばんりゅうず)が描かれていて鳴き龍と呼ばれています。
この蟠龍図。建物を作ってから絵を描いたようです。

また、八方睨みの龍と呼ばれ、見る場所で龍の姿が変わります。
これは半信半疑でしたが、本当に見る場所で龍の姿が変わります。
何故こうなっているのか。たった一枚の絵なのになんなのかと思いました。

なお、鳴き龍と呼ばれるように龍の真下で手を叩くとカラカラと音がします。
龍が描かれた場所はドーム型になっているようで反響しているみたいです。
変な響きではなくカラカラって音がしました。

圧倒されてばかりでした。

3. 方丈を見てみた

法堂から北に移動すると方丈です。
6部屋あり、それぞれ役割が違うようです。

想像で描かれた白象図や庭が凄いです。南と北側では全く雰囲気が違います。
方丈を撮影しなければOKと許可を貰いました。方丈からの眺めです。

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ただ、最も驚いたのは観音菩薩の絵で、

方丈室中の間にかかっている軸物は観音菩薩で、江戸時代文化年間に江戸の人、遠塵齋(加藤信清1734-1810)によって画かれました。すべて法華経の普門品第二十五、観音経の経文の文字によって画かれています。

ということで、法華観音と呼ばれるそうです。拡大図がそばにあったのでじっと見てしまいましたが本当に一文字一文字丁寧に描かれています。

4. 最後に

今回は、京都にある相国寺 春の特別拝観を訪れてみました。
京都市バスだと降りてから少々歩きますが、行って損は無い場所です。
法堂の凄さは実際に訪れて目で見るからこそ分かるものです。

金閣寺、銀閣寺で満足せず相国寺にも訪れてみてはいかがでしょうか。

それでは ごきげんよう

source:
臨済宗相国寺派

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