最近格安SIM(MVNOサービス)通信事業者への行政指導がある点について思ったこと

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ごきげんよう

今回は、最近格安SIM(MVNOサービス)通信事業者への行政指導がある点について思ったことをまとめてみたい。

1. 格安SIMってそもそもなんだっけ?

簡単に言うとNTTドコモ等の大手携帯キャリアのLTE/3G回線を借りてMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する通信サービスです。
MVNOサービスとも呼ばれますが呼び方は色々です。

格安SIM、格安スマホと呼ばれますが、この違いはスマホ(スマートフォン)やタブレットに入れるSIMカード単体を提供するかスマホとSIMカードをセットで提供するかの違いです。
どちらにせよSIMカードは通信サービスとして提供します。
大手携帯キャリアですと音声通話とデータ通信はセットが基本ですが、データ通信専用SIMといったデータ通信だけで音声通話出来ないSIMもあります。

2. 最近の格安SIM系の行政指導

最近私が確認したLTE/3G回線のMVNOサービスを提供している事業者で行政指導を受けたのはプラスワン・マーケティング株式会社とスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社ですね。

プラスワン・マーケティング株式会社

4月頃に出たものですが、平成28年11月30日から同年12月22日までの間に行った「FREETEL SIM」の広告において通信速度や販売シェア、通信料カウントフリーの3点で利用者へ誤認を与えるような表示があったとして指導を受けてます。
きっちり、企業側でも対策をプレスでだしてますね。

FREETELはイケイケドンドン状態で、ヨドバシカメラマルチメディアakibaのJR秋葉原駅側の入口入ったすぐ目の前に陣取っていて売り込んでます。
JR秋葉原駅側の入口は基本的に各キャリアが陣取っていて凄い事になってますが、入口で最初に目にするからこその強さを感じます。

端末も通信もどっちも提供しているからこそ、独自の強さを発揮できていると思います。
更にユーザーを集めようとするがために、通信サービス品質やシェアで行き過ぎた広告表示をしてしまっていたのでしょう。
実店舗があるからこそ、オールインワンのサービス提供を進めて欲しいところです。

source:
総務省|プラスワン・マーケティング株式会社に対する電気通信サービスに関する広告表示に係る措置(指導)

【お知らせ】消費者庁の措置命令(平成29年4月21日)に関して | FREETEL(フリーテル)

スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社

こちらは総務省及び全国の消費生活センターに苦情相談が寄せられているようで、

(2)本件サービスに係るスマートモバイルコミュニケーションズ社の業務において、
・ 連絡・確認不足等の業務上の不注意により、利用者が解約を求めたものの解約処理が適切に行われなかった事案
・ 「利用者からの問合せに対する処理が適切かつ迅速に行われなかった事案
・ 初期契約解除制度についての誤案内が行われた事案
等が認められました。

「解約手続に係る消費者トラブルが多い」や商品・サービス説明でも色々指導あるようです。

本ブログでも色々とサービスが出た際は紹介してきましたが、色々なお店で取り扱いがあるのでユーザー影響は大きそうです。
サービスが急激に成長したための問題かもしれませんし、契約を取る事が優先で、アフターフォローが不十分ともとれます。
以降、サービスを続ける場合はきっちり対策を取って欲しい所ですね。

※執筆時点では特に具体的な対策はまだプレスでは出てません

source:
総務省|MVNOサービスに係る業務についてのスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社に対する指導

当社サービスの販売勧誘方法に関する総務省からの行政指導について

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3. 最後に

今回は、最近格安SIM(MVNOサービス)通信事業者への行政指導がある点について思ったことをまとめてみました。
LTE/3G回線のMVNOサービスは複数企業が参入したからこそ生き残りをかけた戦いがずっと続いています。
独自の端末を作っていたり、他のサービスと連携した企業が強い傾向です。
言ったもん勝ち的なものも見え隠れしますが、それだと今回のような行政指導を受ける可能性は否定できません。

利用者は複数のサービスがあるからこそ、見極めて利用して欲しいなと思います。

それでは ごきげんよう

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