足尾から来た女を観た

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この記事の読了時間: 134

ごきげんよう

今回はこのドラマを観ました。

栃木県の足尾銅山の鉱毒に汚染された谷中村に住む女性が
故郷を失いながらも強く生きようとする姿を描いている

栃木県出身のこの身としては観なければと思った次第です。
史実を元にしている作品であり、
主人公が徐々に強くなっていくというかたくましくなっていくというか。
自分が仕事をする家の事情を密告するのは心が痛かっただろうか。
故郷をなくし、目の前で壊される自分の生まれた家。ぐっときた。
あのシーンを前編最後に持ってきたのは良かったんじゃなかろうか。

それに比べると後編の恋ネタはいらんかった。
無かったらそれはそれで全編どんよりになりそうなので仕方ないかもしれん。
仕事している家の主人に何もかも吐き出した後に原敬に谷中村の現状を吐き出して石投げる流れ。
靴投げるみたいな・・・あれそんな事あったな。
吐き出さなければならん、投げねばならん。今やらねば何時やる。
最後の終わり方で終わっていない感が一層増した。最後は下手にまとめなくてよかった。
実際現実でも長期のお話。

現実はただ横たわっているんだ。自らは何も言わず、ただ静かに私たちのすぐ近くに。

ドラマでの田中正造のセリフに
「百軒の家のために一軒の家を壊すのは野蛮国だ。町の為に村を潰すのも野蛮国だ。」
ってのがある。
なるほど、少しの犠牲を払えば良いというのは野蛮な考え方ということか。

原発事故にぶつけて来たんだろうなと思う。日本初の公害だから。中間貯蔵施設の話もある。
主人公は最初文字が読めなかったのが後編ではひらがなが読めていた。
このドラマを観た人が自らを主人公と重ねるなら、
私達は勉強しなければならない、世の中を知って声を上げねばならないという事だろうか。

それでは ごきげんよう

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