ごきげんよう
今回は「鑑定士と顔のない依頼人」を観ました。
丁度公開のタイミングで別の映画を見ていたので予告編だけ気になってました。
初老のヴァージルは、鑑定士でありながら競売を行う一人暮らしの男性。
知り合いのビリーと組んで綺麗な女性の絵を落札して飾る事を好んでいる。
そんな中、ある女性から家にある全ての家具や絵を観て欲しいと依頼を受ける。
しかし、彼女は姿を表さない。それでも鑑定・売って欲しいと言う彼女。
外に出そうとするヴァージル。隠れ部屋から彼女を連れだした時、次の物語がはじまる。
ネタバレしないように書こう。
とにかく、「なんてこった」と言いたい。
この手法は強烈だ。怪しいと思うが、どう怪しいかなかなか分からない。
分かった時点で、もう手遅れである。
映画を観る側は、終わりに向けて徐々に伏線を回収する様を何も出来ずに受け入れるしかない。
苦しい結末である。少しのハッピーエンドらしき何かを残して。
本当の結末は観た人に委ねられる。
私は観て良かったと思う。
それでは ごきげんよう