「トライフル」 を読んだので感想を書いておく

By: Christopher

ごきげんよう

今回は「トライフル」を読んでみました。
「久遠の東」を描いたSERA WORKSの初期・未発表短編集だそうです。

3つの短編マンガが収録されています。

By: Christopher
By: Christopher

・ジュラ紀の食卓
古生物学専攻の男性(山本多久郎)が臨時教員の職を求めて時薙学園(ときなぎがくえん)に向かう。
現代の科学をもっても解明できない歪点(ひずみ)と呼ばれる謎空間のすぐそばにある学園。
その中で見つけた恐竜。過去、歪点から現れた恐竜が撃ち落とされた事があり、山本はどうにか守ろうとする

最初から「歪点(ひずみ)」って何状態でしたが。
それを除けば恐竜学園モノ。楽しめた感がある。

・千年魔法
科学と魔法の融合した世界。
精霊や魔物を封じ込めた魔器を使って歪点(ひずみ)から出てきた恐竜を元の世界に返そうとする深倉ヤト。
彼の持つ魔器を狙う怪しい集団。
彼は自らの魔器を守ることが出来るか

今回の短編の中ではもっとも血が多い作品。
大量破壊兵器にも成り得る魔器を持つ深倉ヤトは「なんでそんな権限持ってんだよ」という謎仕様。
1つの都市を一夜で灰にできるとか、クーデターで国潰せるかもしれない。
こんな主人公がダークサイドに落ちる展開とか見てみたいです。
絶望の重ね塗り的な。

・リ・クレセント
「久遠の東」に出てきた魔術師ヴェルダンが主人公の話。
ある日、海の水が全て砂に変わってしまった世界で、「月の男」として自らの死とともに泉を作る話。

何回も死を経験しながら泉を作るという話よりも、ある日海の水が全て砂に変わってしまったというぶっ飛んだ世界観がなかなか刺激的でした。
今回の他2作品のよりも過去の話になっており、「久遠の東」から世界をひっくり返した出来事とその後の世界に続くお話。
海に流れていく川の水はどうなったんだろうとか。海水無くなっても飲める水の確保とか。
「月の男」一人が頑張ってなんとかなるのかとか色々気になる点はありますが。

簡単に一言で終わらせるなら
それって全てファンタジー

はい、崩壊世紀は保留。

それでは ごきげんよう

source:
初期短編集「トライフル」 – SERA WORKS

http://seraworks.com/blog-entry-66.html

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