2015年4月1日から高速データ通信量が増加するドコモ系MVNOサービスをまとめてみた

By: Karl Baron

ごきげんよう

格安SIMという名前で広がりを見せているMVNOサービス。
特にドコモ回線を用いたドコモ系MVNOはかなりの数になっており、様々な通信サービスやオプションが提供されています。

今回、一部ドコモ系MVNOが2015年4月1日から高速データ通信量を増加させると発表しています。
各MVNOは5月からはじまる「SIMロック解除義務化」で上手くユーザーを増やしたいという思惑が見えます。

By: Karl Baron
By: Karl Baron

そこで、今回は変更のあったドコモ系MVNOのサービスと高速データ通信量をまとめてみました。
すべてお値段据え置きで既存ユーザーも対象になります。

2015年4月1日からサービス変更されるMVNO

1. NTT Com(OCN モバイル ONE)

NTTコミュニケーションズが提供している「OCN モバイル ONE」。
OCNというブランドを使ったサービスですし、中古のスマートフォンを売っているお店でもこのSIMカードを売っている所は多いです。

サービスの改定前と改定後は以下の通り

・70MB/日コース->110MB/日コース
・100MB/日コース->170MB/日コース
・2GB/月コース->3GB/月コース
・4GB/月コース->5GB/月コース
・7GB/月(速度500kbps)コース->15GB/月(速度500kbps)コース

今回、注目すべきは日毎の通信量が決まっている70MB/日コースと100MB/日コースが改定後に一気に通信量を増やしている点。
これまでの改定だと2コースとも20MB単位での増加でしたが、今回勝負に出た感があります。
110MB/日コースでも毎日使っていれば月3GB程度なのでお得かなと。

2. hi-ho(hi-ho LTE typeDシリーズ)

ハイホーが提供している「hi-ho LTE typeDシリーズ」。
容量のプラン数は少ないですが年単位の契約で安くなるなど他MVNOとちょっと違います。

サービスの改定前と改定後は以下の通り。

・ミニマムスタート/アソート 2GB/月->3GB/月
・ファミリーシェア 7GB/月->10GB/月

月に10GBまで何に使うのか考えてしまいますが、テザリングを使うならこのぐらいは欲しいですね。
アソートは少ない高速データ通信量でファミリーシェアのように複数のSIMを持てるので、複数端末をちょっとずつ使う方におすすめ。
年単位のプランだと安めなので、長期で使う方にもおすすめですね。

3. ニフティ(NifMo)

ニフティが提供している「NifMo」。
昨年末に提供を開始して半年程度で容量増加というのは大丈夫なのかちょっと心配になりますが、これも勝負と捉えます。

サービスの改定前と改定後は以下の通り。

・2GBプラン->3GBプラン
・4GBプラン->5GBプラン
・7GBプラン->10GBプラン

1GBから3GBの増加。容量だけだと他MVNOと似た動きになりました。
同社他サービスを使っているとちょっとお安くなるようなのでその辺りが他と違うかなと思います。

4. IIJ(IIJmio高速モバイル/Dサービス)

IIJが提供している「IIJmio高速モバイル/Dサービス」。
速度制限時でも数秒に1度高速化する「バースト転送」という機能付き。

サービスの改定前と改定後は以下の通り。

・ミニマムスタートプラン 2GB->3GB
・ライトスタートプラン 4GB->5GB
・ファミリーシェアプラン 7GB->10GB

1GBから3GBの増加。容量だけだと他MVNOと似た動きになりました。
この他に音声通話機能では「みおふぉんダイアル」というサービスが開始されるので、音声もデータ通信もどちらも使いたい方に良いかと思います。

5. 楽天モバイル

楽天モバイルもお値段据え置きでそれぞれ最低1GB増量しています。

2.1GBパック->3.1GBパック
4GBパック->5GBパック
7GBパック->10GBパック

容量だけだと他MVNOとさほど変わらないです。

6. ソネット(PLAY SIM)

ソネット(So-net)が提供している「PLAY SIM」。
SIM単体販売よりも端末とのセット販売が印象的です。

・Webサイト
プラン80M/day->プラン140M/day

・ソニー
プラン2G/month->プラン4GB/month

・イオン
プラン70M/day->プラン100M/day
プラン120M/day->プラン150M/day
プラン200M/day->プラン320M/day

容量の差をみると他よりも、容量増加しているように思います。
しかし、購入する場所によってプランが全く違う事でユーザーを混乱させていないか心配です。

7. ワイヤレスゲート(WIRELESS GATE WiFi+LTE)

ワイヤレスゲートが提供する「WIRELESS GATE WiFi+LTE」。
モバイル回線に加えて「ワイヤレスゲートWi-Fi」というサービス付きです。

2GB->3GB
4GB->5GB
5GB->8GB

2つのプランで増量後と増量前の容量が重なっています。
それ以外は他MVNOとあまり変わりません。

8. DMM mobile(※おまけ)

MVNO各社が容量増加を行っていますが、あえて既存のプラン料金を下げてきたDMM mobile。
容量を増加させるよりも料金を下げるほうが直接収益に影響を与えるのでリスクが高いです。

今回新しく2GBプランが追加され、各プランで300から200円程度の値下げがされています。
ただし、データ専用の1GBの場合はお値段据え置き。このお値段から更に値下げとかなかなか想像出来ません。

最後に

今回は2015年4月1日から高速データ通信量を増加させるドコモ系MVNOをまとめてみました。

大手キャリアと同じかそれ以上の高速データ通信量が使える点はメリットだと思います。
また、他方ではLTE使い放題を提供しているドコモ系MVNOも存在します。
大手キャリアだけを選択肢にせず、このようなMVNOサービスの使用を考えてみると月々の料金を抑えられます。

ドコモ系MVNOにとってはSIMロック解除義務化の波に乗れるかどうか。
今回の選択が良い効果を生む事を期待しています。

それでは ごきげんよう

source:
ニュース 2015年3月18日:「OCN モバイル ONE」全コース、料金据え置きで通信容量を大幅拡大 | NTT Com 企業情報

http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20150318.html

hi-ho、「hi-ho LTE typeDシリーズ」において、高速通信可能なバンドルチャージを増量│株式会社ハイホー

http://home.hi-ho.ne.jp/company/release/2015/0318.html

ニフティ、MVNOサービス「NifMo」の月間データ通信容量を増量 |ニュースリリース|ニフティ株式会社:ニフティとなら、きっとかなう。With Us, You Can.

https://www.nifty.co.jp/cs/newsrelease/detail/150319004411/1.htm

IIJmio:サービス仕様改定のお知らせ(IIJmio高速モバイル/Dサービス)

https://www.iijmio.jp/info/iij/20150310-1.html

楽天モバイル 月額料金は据え置きで高速通信容量を大幅増量|フュージョン・コミュニケーションズ株式会社

http://www.fusioncom.co.jp/news/2015/20150316.html

ソネット、「PLAY SIM」にて料金据え置きで通信容量を拡大~『Xperia J1 Compact』セット販売向け「PLAY SIM」音声通話付きプランもデータ容量アップ~

http://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2015/pub20150326_3064.html

【SIMサービス】月間データ量の増量について – ニュース | 株式会社ワイヤレスゲート

http://www.wirelessgate.co.jp/news/2170.html

DMM mobile 業界最安値挑戦! – DMM mobile

http://mvno.dmm.com/doc/lowest.html

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