ごきげんよう

新年度になり、社会人になったり新しい学校に入学して新たな生活を始めているかと思います。
先月は年度末だったので多くの店で決算セールが実施されスマートフォンも例外なくキャッシュバック付きで販売されていたのではないでしょうか。

しかし、目先の安さに目が行ってしまい。実際に使ってみたら通信回線が貧弱でどうしようもないといった事がある方も中には居るのではないでしょうか。
端末の実質2年縛りはまだまだ残っており、加えて「〜割」といった年単位、2年単位の割引プランになると更新月以外は解約金が必要になります。
「端末は良いのにサービスが良くない」
そんな気持ちのまま2年程度使うのは苦痛ですよね。

そんな中、スマートフォンを含む通信回線について契約から8日間以内なら無料解約が可能になるという法律の改正案を政府が閣議決定したそうです。
スマートフォン以外では自宅で使うネットの接続サービスやケーブルテレビなどの回線契約が該当します。
なお、解約出来るのは回線や放送の契約のみで、端末自体は対象外になります。
閣議決定って、行政では最高ランクの意思決定なんですね。

この決定には昨今の携帯電話のプラン(料金体系)の複雑化やそれに伴うトラブルが増えている事が影響しています。
因みに、この話は昨年から話題になっていて、「端末返品まで含めるとコストが掛かり過ぎる」と業界では反発がありました。

「SIMロック解除義務化」も始まるので、勢いで契約してしまって「端末は気に入っているけど携帯電話会社のプランが嫌」って人には回線だけ解約して別の携帯電話会社に移るという事が出来そうです。
特にドコモ系、au系はMVNOが多いので解約してもそのまま端末を持ってMVNOに移って使用するということも出来そうです。

今回の法律改正では新たに契約する場合に効力を発揮します。
次は、既存の契約をしている方で年単位、2年単位の更新月以外の解約料の発生が嫌な人も居ますのでその辺りが変わってくれば契約している側にとっても良いのかなと思います。

それでは　ごきげんよう

source：
８日以内なら無料でスマホ解約可能に、ただし… : ＩＴ＆メディア : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

http://www.yomiuri.co.jp/it/20150403-OYT1T50072.html

スマホのクーリングオフ見送り　総務省、業界反発で　　：日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF18H0S_Y4A910C1EE8000/