ごきげんよう
皆さんはEvernoteを使っているだろうか。
ちょっとしたメモやアイディアを書き留めておけるサービスだ。
WindowsやMac、AndroidやiOSに対応している。Linuxは対応していない。
LinuxにはGUIで動くnixnoteやCUIで使えるVim(evervim)、Emacs(emacs-evernote-mode)がある。
nixnoteは設定のためか何故か日本語入力できなかったし、エディタにEvernoteを組み込むのはちょっと違うなと思う。
そこで今回は、コンソール上からEvernoteを扱えるGeeknoteをインストールしてみたので紹介する。
1. Geeknoteとは何か
Geeknoteはコンソール上からEvernoteが使えるソフトウェアである。
ノート及びノートブックの作成、削除、検索が行える。
好きなエディタを使ってノートが編集できる。
対応OSはLinux、FreeBSDとMac OS Xである。
2. Geeknoteを使えるようにしてみよう
2.1 インストールしてみよう
GeeknoteはGitHubにあるので取得しよう。
[shell]
$ git clone git://github.com/VitaliyRodnenko/geeknote.git
$ cd geeknote
$ sudo python setup.py install
[/shell]
これでGeeknoteがインストールされる。
もし、エラーになる場合はpython-setuptoolsが入っていないと思われるので確認しよう。
2.2 ログインからエディタ設定
ログインは下記コマンドで行う。この際、IDとパスワードを要求されるので入力する。
[shell]
$ geeknote login
[/shell]
これにて認証完了。
アクセストークンが生成されるので、ユーザー切り替えを行わない限りは再認証不要。
次に使用するエディタを決定する。VimやEmacsなど好きなものを設定する。
[shell]
$ geeknote settings –editor [エディタ名]
[/shell]
使い慣れたエディタを選べば捗るだろう。
2.3 実際に使ってみよう
良く使いそうなコマンドを下記に列挙する。
・ノートブック一覧を確認したい場合は下記コマンドを実行する
[shell]
$ geeknote notebook-list
[/shell]
全てのノートブックが表示されるので多い場合はlessをすれば良いと思う。
・例えばAのノートブックにBのタイトルでノートを作りたい場合は下記コマンドを実行する
[shell]
$ geeknote create –notebook [A] –title [B]
[/shell]
このコマンドはノートを作るだけ。
・ノートブック指定で検索をしたい場合は下記コマンドを実行する
[shell]
$ geeknote find –notebooks [A]
[/shell]
ノートブックに保存されいているノートを確認する場合に使用する。
・指定のノートを編集したい場合は下記コマンドを実行する
[shell]
$ geeknote edit –note [B]
[/shell]
設定したエディタで編集して保存できる。
・ログアウトを行いたい場合は下記コマンドを実行する
[shell]
$ geeknote logout
[/shell]
これでログアウトして別ユーザーに変更できるが、エディタの設定は消えてしまう。
使い方が分からなくなったら下記ドキュメントを確認するか、コマンドに「help」を付けて実行すれば実行可能なオプションが確認できる。
Geeknote – documentation
http://www.geeknote.me/documentation/
3. 最後に
今回はコンソール上からEvernoteが使えるGeeknoteを紹介した。
サッと開いて、編集・保存が出来るので公式クライアントよりも扱いやすいと感じる。
Evernoteの公式クライアントが無いLinuxやEvernoteをコンソール上で扱いたいMac OS Xユーザーにオススメする。
それでは ごきげんよう
source:
Geeknote – Evernote console client for Linux, FreeBSD, OS X
http://www.geeknote.me/