VAIO S11×MVNO通信サービス LTE搭載ノートPCは新たな需要を見つけられるか

Mobile, PC

ごきげんよう

モバイルノートPCというとどんなイメージでしょうか。

私は薄くて持ち運びやすい代わりに機能が限定している。PC界隈でも薄型化・軽量化の主戦場になっているというイメージです。
カフェで仕事や何かをされる方は軽いほうがいいですからね。
MacBookあたりもこの辺りに位置づけられるでしょうか。

しかし、モバイルノートPCといえど通信環境は他に用意しなければいけません。モバイルルータですね。
家で使うなら回線を引いてWi-Fiを介せばよいですが、持ち運びをメインにするとどうしてもモバイルルータが必要になります。
過去にWiMAX搭載のタブレットやノートPCのようなものは存在した記憶がありますが、WiMAX2+へ移行の中ではもう過去のものですね。
モバイルルータのバッテリーも気にする必要がありますので、ちょっと面倒ですね。

モバイルノートPCとモバイルルータ。もっと持ち物を減らすことが出来ないでしょうか。

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そんな中、VAIO株式会社はSIMフリーのLTE通信もWi-Fiも使える11.6型モバイルノートPC「VAIO S11」を発売しています。

Windows 10搭載でインテルのCore iシリーズ。SSDも128GBから512GB。
薄いのにLAN端子とUSB3.0、USB Type-Cの同時載せ。
本体は最大約15時間の連続駆動なので十分ビジネスでも使えるようで電源の無いカフェで使っても大丈夫そうです。
企業向けにセキュリティ面も強化されているようです。

USB Type-CのみにしたMacBookとは全く違う方向に向かっています。

この端末はMVNO通信サービスのSIMカードが使えるというもの。サイズはmicroSIMです。
これにてモバイルノートPCとモバイルルータが1つになりました。

また、これに合わせてVAIOはMVNO通信サービスとしてPCのための接続サービス&料金プラン「VAIOオリジナルSIM」を発表しています。
1~3年間プランの3パターンでそれぞれ高速通信量が32GB(1年)、64GB(2年)と128GB(3年)使えます。
低速通信は最大通信速度200kbps固定で使い放題です。

提供する通信はNTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)をMVNEとしています。

このMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)は、NTTドコモなどのMNO(Mobile Network Operator/移動体通信事業者)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者)の間をもつ製造元と小売の間のような存在。
ただし、MVNEも独自にMVNOとしてサービス提供をしていたりするので卸問屋のような形ではないです。
例だとこのNTT ComとIIJでしょうか。どちらも自らMVNO通信サービスを提供しています。

今回、端末に合わせてMVNO通信サービスも出てきましたが、LTE使い放題のMVNO通信サービスでも使用できればかなり可能性があるんじゃないかなと思います。

LTE使い放題のMVNO通信サービスも使い切りがあるので、期間を決めて使ってみるというのも出来そうです。

法人向けがメインのようですが、個人で購入して扱う方も居そうです。

端末本体が起動していればモバイル通信が出来るという安心感。
スリープモードにして、仕事の外回りの途中でもメールを確認出来ます。
営業職の方が重宝しそうですね。いちいちノートPC起動とモバイルルータ起動で時間を要する必要もありません。
持ち物も軽くなって、仕事で使う資料をもっと持てるでしょう。

法人向け、個人向けでどう展開していくか今後が気になります。

それでは ごきげんよう

source:
VAIO | 商品情報 | VAIO S11

ニュース 2015年12月9日:NTT Com × VAIO VAIOのモバイル通信サービスをNTT ComがMVNEとして支援 | NTT Com 企業情報

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