IIJのLTE/3G通信サービスのフルMVNO化は業界の流れを変えるか

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この記事の読了時間: 317

ごきげんよう

最近は、格安SIMや格安スマホという名前が聞かなくなってMVNOとかなんとか通信サービスなんて名前でそれぞれ打ち出していますね。
それでもプランの中身はあまり変わらず、回線品質は同じでも速度は千差万別な状態です。

それもこれも現状のMVNOは回線を借りている大手キャリア(携帯通信事業者/MNO)の設備とMVNO側の設備を合わせて通信サービスを提供している状態のため。
HLR(Home Location Register)やHSS(Home Subscriber Server)と呼ばれるSIMカードの管理を大手キャリア側が運用しており、MVNO側はSIMカードそのものの発行等で大手キャリア側の制約の中でサービスを提供しています。
因みにこれらHLR/HSSとは携帯電話を利用するために必要な電話番号等のユーザー情報を管理するデータベースです。

海外では既に HLR/HSSを自前で持った「フルMVNO」が登場しています。
MVNOは大手キャリアから回線を借りているので制約が無いはずがないんですが、それでも少しでも良くしたい。
そう思うのは必然かもしれませんね。

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そんな中、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)がNTTドコモに対しデータ通信役務に係る加入者管理機能(HLR/HSS)連携に関する申し込みを完了し、2017年度中に「フルMVNO」での商用サービス開始を進めるとのお話が出ています。

このまま順調に進めば、IIJが国内初の「フルMVNO」として新しいことが出来そうですね。

因みにIIJといえば個人/法人でNTTドコモ回線/au(KDDI)回線をどちらも使えるマルチキャリアになっていましたね。

話を戻してHLR/HSSをMVNO側で持つと何が良いかというと、

・海外のMNO/MVNOとの提携が可能
・顧客情報があるので独自に組み込み型SIM(eSIM)等のSIMカードが発行が可能
・複数大手キャリアの回線を一個のSIMカードに紐付けることもやろうと思えば可能

などなど。
海外との連携やIoT分野での活用で柔軟にサービスが提供できるようです。

確かにNTTドコモ系回線を用いたMVNOは市場がレッドオーシャン化しており、差別化しにくくなっています。
「フルMVNO」によって市場が変化し、MVNO業界の流れが変化していくなら良いですね。

そういえば日本通信がこれと同じようなプレスリリースを2016年1月頃に出していましたが、実際に動いたのはIIJということでしょうか。

IIJはこれから「フルMVNO」としてネットワークの構築・検証等を進めていくようですが、冗長化をしっかりしてもらって国内初「フルMVNO」としてまたサービスを提供して欲しいところです。
技術者の皆さんがんばってください。1ユーザーとして凄く期待してます。

今後もMVNOの業界が面白い方向に進んでいって欲しいところです。

それでは ごきげんよう

source:
MVNO事業の強化に向けた「フルMVNO」への取り組みについて | 2016年 | IIJ

日本通信、新事業戦略を発表 -総務省によるMVNO規制緩和方針を受け- | 日本通信株式会社

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