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ごきげんよう
今回は、LINEを使う際に使用する電話番号と年齢認証の関係について考えてみたい。
1. LINEとは
LINEは今や名前の知られたテキストメッセージ、無料通話、無料ビデオ通話等ができるコミュニケーションアプリ。
様々なスタンプが購入、会話に使用でき、会話に彩りを添える。
企業・芸能人の公式アカウントもあり、O2O(Online to Offline)的なものもある。
LINEは、登録時に電話番号を必要とする。
この他に機種変更時にはメールアドレスと紐づくアカウントを作っておく事でデータを引き継げる。
LINEは端末に挿してあるSIMカードの電話番号とは異なる電話番号でも登録可能になっており、例えば、NTTドコモのSIMカードでauの電話番号が登録可能になっている。
また、SIMカード無しの端末でもインストール可能。勿論、対応OSで有ることは必要である。
登録した電話番号に紐付いて友達と繋がれるので、この登録した番号を中心としたコミュニケーションツールになっている。
電話番号を知っている人と自動的に繋がれるようになっているのは良くも悪くもな所だがここでは深掘りしない。
ただ、この「登録した電話番号」でLINE全ての機能が動いているかというとそうなっている訳ではない。
残念ながら年齢認証だけは異なる。
2. 年齢認証と紐づくSIMカード
LINEの年齢認証だけは、SIMカードの情報を読み取りに行ってキャリアを確認しているように見える。
多分だが、登録した電話番号とキャリアを紐付けるDBが無いのでLINEの年齢認証をSIMカードの情報で肩代わりさせているようだ。
何故そういう結論に至ったかというと、私はauのガラケー電話番号でLINEを登録し、NTTドコモ系MVNOのSIMカード(データ通信専用)を挿したスマホで使っているからだ。
LINE登録時に使用した電話番号とキャリアの紐付きが判るならここで「auをご契約の方」のように電話番号に紐付くキャリアが表示されるはずである。
LTE系MVNOサービス(いわゆる格安SIM、格安スマホと呼ばれるもの)のSIMカード電話番号でLINEを登録しているのなら年齢認証できない事は納得出来るが、このズレは本当に理解出来ない。
回避方法としてキャリアのSIMカードを挿す事で対応する方法がネット上では見つかったが、これはLINEに登録した電話番号ではなくSIMカード中心に判定しているという証拠だろう。
そして、今回のように2つのキャリア(登録がau、端末のSIMカードがNTTドコモ系MVNO)を使っている場合は同じくSIMカードを中心としているので年齢認証が無理となる。
それにしても、SIMカードが3キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)のものであれば年齢認証出来てしまうというのは、他人のSIMカードを挿せば認証出来てしまうという事だろうか。
これなら未成年が、親や年齢認証可能な知人のSIMカードを使って年齢認証出来てしまうかもしれない。
年齢認証とは何のためにあるのだろうか。
年齢認証とは何をもって認証すべきかを、もう一度この手法を作った人たちはよく考えた方が良いと思う。
SIMカードのキャリアではなく最低でも3キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)の認証方法を表示させ、LINE登録時の電話番号に紐付く年齢認証をさせた方が良い。
3. 最後に
今回は、LINEを使う際に使用する電話番号と年齢認証の関係について考えてみた。
LTE系MVNOサービス(いわゆる格安SIM、格安スマホと呼ばれるもの)の影響により、年齢認証が出来ないという事は以前から知っており、1つの対策としてLINEモバイルによる年齢認証ができるようになっている。
しかし、よくよく見れば現状はSIMカードを中心に見ている。
そもそもの話だが、LINEに限らずLTE系MVNOサービスが広がりを見せている中で未だに3キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)に紐付けたサービス展開をしているのはどうかと思う。
まあ、それで収益をなんとか得ようとするキャリアが居るのもまた事実だ。
それでは ごきげんよう
source:
コミュニケーションアプリ LINE(ライン)
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