5月6月7月は暑くてみんなマスクしないから風邪が多いんじゃない?

Sneeze

ごきげんよう

今回は、5月6月7月に風邪をひく人が多い理由を考えてみたい。

1. マスクをしないで咳をする人が多い

5月以降夏にかけてマスクをしている人は急激に減ってくる。
しかし、人の集まる所では相変わらず咳をする人たちが居る。何も無い状態で咳をしているので風邪か何かだろう。
では何故彼らはマスクをしないのだろうか。マスクをしないことによって新たに風邪などをひく人が増加するという事は無いだろうか。

今回は、けんぽれん(健康保険組合連合会)のデータを用いて考えてみたい。

なお、けんぽれん(健康保険組合連合会)とは、全国1400程度の健康保険組合で構成された連合会。
被保険者とその家族を合わせると、全国民のおよそ4分の1(約3000万人)が加入しているという巨大組織。
この中で、毎年「統計データ」として健保組合医療費や加入者の健康状態、後発医薬品の使用状況といった健康保険に関わる情報をWeb上で公開している。

2. けんぽれん(健康保険組合連合会)のデータから見えること

今回、「平成27年度かぜ(感冒)・インフルエンザ等、季節性疾患(入院外)の動向に関するレポート」を見つけた。

平成27年度かぜ(感冒)・インフルエンザ等、季節性疾患(入院外)の動向に関するレポート

2ページ目に「急性鼻咽頭炎[かぜ]<感冒> の有病者数の動向」のグラフがある。

グラフを見ると8月が最も有病者数(病気になっている人)が少なく、10月以降3月まで高い水準となっている。
これは8月が暑く体温も高いため風邪になりにくい点。対して寒くなる冬は空気も乾燥し風邪をひきやすいというものを表している。
12月はイベントが多く人の集まる所に行くため増加。1月は寒くてあまり外に出ないためだろうか少し減少している。
代わりに2,3月増加しているのはインフルエンザのピークと関わって連鎖して風邪をひく人が増加してしまうというものだろう。

だとすると、4月に比べて5月から7月までの横ばいは何だろう。既に最高気温は20度後半になっている。
もちろん、この頃は本格的に暑くなる前のため寒暖差があるし、寒暖差アレルギーの人は辛い時期と思う。
このような影響もありそうだが、7月までほぼ横ばいでは他の理由がありそう。

Sneeze

3. もしかしてマスクをしていないから?

5月から7月まで有病者数(病気になっている人)が大きく変わらない理由として、気温が上昇したために多くの人がマスクをしなくなった事による接触感染でも起きているのだろうか。

子どもなら不特定多数の人が触った手すりに触れた手で口を触ってしまうかもしれない。いや、大人でも同じ事を気づかずにしているかもしれない。
また、エアコンを再び使い始める頃のため、ウィルス付きのホコリを吸った事に起因する風邪もあるかもしれない。

そもそも、感染経路があったとしても免疫力が高ければ風邪にはならない。
生活習慣を見直して免疫力を高めたほうが早そうだ。

4. 最後に

今回は、5月6月7月に風邪をひく人が多い理由を考えてみた。
暑くなるこの時期に何故8月と同様に有病者数(病気になっている人)が少なくならないのか気になる。
この時期、接触感染により風邪をひくのなら、皆さんうがい手洗いに注意していただきたい。

それでは ごきげんよう

source:
平成27年度かぜ(感冒)・インフルエンザ等、季節性疾患(入院外)の動向に関するレポート

統計データ|研究事業|けんぽれん[健康保険組合連合会]

けんぽれん[健康保険組合連合会]

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