ごきげんよう
6月7日のNHKニュースにて、生活保護を受けている世帯が今年3月時点で164万世帯余りで過去最多となったらしい。
1人暮らしの高齢者の増加が背景にあるそうだ。
生活保護世帯が過去最多 1人暮らしの高齢者世帯の増加で | NHKニュース
生活保護を受けている世帯の52.4%が65歳以上の「高齢者世帯」でこのうち90%以上が1人暮らし。
他の世帯(傷病者世帯や障害者世帯など)が前の月よりも減っている中で増加している。
現在、65歳というと1952年生まれの人達なので、それ以前に生まれた団塊世代もまるっと含めた人たちになる。
1 高齢者の家族と世帯|平成28年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府
65歳以上の高齢者のいる世帯についてみると、平成26(2014)年現在、世帯数は23,572千世帯と、全世帯(50,431千世帯)の46.7%を占めている
日本の全世帯の5割近くが65歳以上の高齢者のいる世帯なので、それぞれ半分、半分。無視できない勢力となったなと感じる。
まぁ、全体の半分が高齢者世帯なのだから、生活保護を受けている世帯もまたそれにそって割合が増えると言えるか。
それにしても、生活保護を受けている「高齢者世帯」のうち90%以上が1人暮らしというのはなんとも割合が高いと感じる。
多くの高齢者がその場(地域)を離れられず核家族化により親と息子夫婦、娘夫婦が離れて暮らしているということだろうか。
何故って、持ち家や車があったらそれら資産をまず活用しなければならないし、扶養義務者(本人から三親等まで)が居るならそちらの援助が先になる。
別方向から見れば、未婚の方(もしくは子ども無しで死別により独り身)が一定数居ると考えれば一人暮らし高齢者世帯の数も何となく分かる。
そうなると、年金もあるにせよ住む家やその人の維持費の出処が現状生活保護になっているということだろう。
親子の繋がりの希薄化によるものか、独り身による働き世代からのドロップアウトか。
少子高齢化の影響がジワジワと拡大していっている。
働き世代の場所・時間からの開放、少子化対策。
現状だと人口も世帯そのものも減少に転ずる時が来るので上記2点を攻めて結果として人の暮らしを保たねばなりませんね。
それでは ごきげんよう
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生活保護世帯が過去最多 1人暮らしの高齢者世帯の増加で | NHKニュース