ごきげんよう
今回は、LINEモバイルがどの携帯電話事業者からもMNP転入できるようになるということでまとめておきます。
1. LINEモバイルがどの携帯電話事業者からもMNP転入可に
LINEモバイルといえば皆さんもご存知のMVNO(いわゆる格安SIMを扱う通信事業者)でしょう。
LINEと名が付いているようにLINEアプリの通話やトークが使い放題だったり、別プランですとInstagramやTwitter、LINE MUSICが使い放題といった特徴があります。
SNSを良く使う人は重宝するMVNOですね。
そんなLINEモバイルですが、これまでビックカメラとヨドバシカメラに即日受渡しカウンターの開設をして実店舗でも対応してました。
ただ、これまで一部のMVNOからのMNP転入が不可だったとのこと。
この理由として、過去にも書いていましたが、LINEモバイルはNTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)をMVNEとしているため同じNTT ComのMVNEを利用するMVNO間で上手くMNP転入の処理が出来ていなかったようです。
因みに、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)は、NTTドコモなどのMNO(Mobile Network Operator/移動体通信事業者)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者)の間をもつ製造元と小売の間のような存在です。
今回、その問題が解消され2017年11月14日(火)よりどの携帯電話事業者からでもLINEモバイルにMNP転入ができるよという事になりました。
下記にMNP転入ができるようになる携帯電話事業者を記載しておきますね。
⋅NTTコミュニケーションズ株式会社:「OCNモバイルONE」
⋅NTTPCコミュニケーションズ株式会社:「Master’sONE」
⋅株式会社NTTぷらら:「ぷららモバイル」
⋅株式会社ニフティ:「NifMo」
⋅株式会社グローバルトラストネットワークス:「GTN MOBILE」
⋅株式会社サンライズ:「Sun-Netモバイル」
⋅株式会社朝日ネット:「ANSIM(アンシム)」
⋅株式会社日友インターナショナル:「Musashi Mobile」
⋅ジャパンモバイル株式会社:「J⋅mobile」
⋅有限会社ウィル:「ハルモバイル」
⋅株式会社坊っちゃん電力:「坊っちゃん電力のSIMカード」
⋅大一ガス株式会社:「大一でんわ」
⋅ネクストパワーやまと株式会社:「やまとモバイル」
⋅株式会社MEモバイル:「カシモ」
⋅株式会社ファーストテレコム:「J1mobile」
⋅株式会社静岡新聞社:「@Sモバイル」
2. わたしが考えたこと
今回、LINEモバイルについて一部のMVNOからのMNP転入の処理が出来なかったという事ですが、もしかして他のMVNOでも同様のことが起きるんじゃないかと思えますね。
MVNO間でのMNPってそんなに考慮されているとは感じないのです。
2008年頃から続く日本国内のMVNO(この場合特にLTE/3G通信サービス)ですが、多くの事業者の参入を経て、そろそろ複数の事業者が統合されていく時期なのかなともとれます。
最近は楽天がFREETELのMVNO事業を引き継ぐというニュースも出てました。
このように体力のある事業者(もしかしたらMVNEをしているMVNOとか)がシェア上位に君臨し続けるともとれます。
そうなれば体力のあるMVNOに、他のMVNOユーザーがMNPで集中する事も今後起きるでしょう。
何か問題が起きなければ良いのですが。
とはいえ、今回の同じMVNE内でのMNP転入不可というのは急激なMNP転入による同じMVNE内での共食いのような状況を避けたかったともとれます。
なんたってOCNモバイルONEといえば業界シェア上位に常に居ますのでそこからユーザーが離れてしまったら他のMVNOが勢力を拡大してしまいます。
LINEモバイルの契約方法もWebからAmazon用エントリーパック、実店舗カウンターと範囲を広げていますので徐々に制限を解除しているという事でしょうか。
今回の対応でまた勢力図が変わるのか気になる所ですね。
3. 最後に
今回は、LINEモバイルがどの携帯電話事業者からもMNP転入できるようになるということでまとめておきました。
MVNOのシェアが変動するのか気になる所です。
それでは ごきげんよう
source:
【予告】MNPができなかった他社からMNP転入が可能に! : LINE MOBILE 公式ブログ