ごきげんよう
今回は、MMD研究所の調査でメイン利用のMVNOシェアが10%超えをしたようなのでまとめておく。
1. 2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査
MMD研究所が15歳~69歳の男女44,541人を対象に2018年2月16日~2月22日の期間で実施した調査結果。
■ メイン利用のMVNOシェアは10.1%(昨年3月は7.4%)2.7ポイント増
■ 格安SIMサービスの認知度は89.8%、内容理解は47.7%
■ メインで利用している格安SIMサービスは「楽天モバイル、mineo、OCN モバイル ONE」が上位
■ 格安SIMサービスの契約プランは、音声プランが65.3%、データプランが34.7%
■ 契約プラン別の格安SIMサービス利用の上位は、音声プランが「楽天モバイル、mineo、UQ mobile」データプランが「OCN モバイル ONE、楽天モバイル、mineo」
■ 格安SIMサービス利用のデバイスは、Androidスマートフォンが54.5%、iPhoneが32.8%
調査サマリーとして、格安SIMサービスの認知度がかなりの割合になり、メイン利用のシェアも1割と存在感を出し始めている。
音声プランが多いかと思えばデータプラン(データ通信専用のプラン)も一定数ユーザーがおり、大手キャリアとは異なる使い方も。
デバイスは格安スマホと呼ばれやすいAndroidのスマホが多く、iPhoneは少なめ。
2. わたしが考えたこと
10年前の2008年にIIJと日本通信はNTTドコモの回線を使ったMVNOサービスを開始しました。
その頃ちょうど発売しはじめたiPhoneやAndroidスマホと組み合わさることで徐々にシェアを拡大していったのが最初。
その後、他業種がLTE回線のMVNOに参入し、格安SIM・格安スマホと言うことで更に広がりは加速。
あれから10年。環境が整ってきた結果がこれです。
玉石混交。色々なものを飲み込んで成長した3G/LTE回線のMVNO市場は、大手3キャリアが対策をするほどに成長しています。
これほど膨大な事業者が参戦する市場になるとは予想できたでしょうか。
まさか3G/LTE回線でデータ通信し放題なんてWiMAXの他に出てくるなんて想像したでしょうか。
とはいえ、まだまだ発展途上中。
調査からは全く知らなかったり、名前は知っていても内容を知らない人は多いです。
やはりテレビCMをやっていたり、Web上でも広告を出している所が強いでしょう。
楽天モバイルやmineoが有名どころですが、OCN モバイル ONEやUQモバイルも大きいです。
面白いのは大手キャリアには見られない、異なる契約プランのシェア。
音声プランが65.3%、データプランが34.7%。
3割程度がデータ通信専用のSIMカードを使っているということ。
スマホとは別にタブレットで使っているか、ガラケーでタブレット、ガラケーでスマホといった使い方をしている方が居るということでしょう。
もしかしたら家で使っている人も居るかもしれませんね。
一人暮らしぐらいならありかもしれません。
次の10年。
フルMVNOも国内に出てきていますし、今後デバイスが変わっていきそうです。
どうなることやら。市場はどう変わっているでしょうか。
楽しみです。
3. 最後に
今回は、MMD研究所の調査でメイン利用のMVNOシェアが10%超えをしたようなのでまとめてみた。
10年で10%超え。さて、今後はどうなることやら。
それでは ごきげんよう
source:
2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査