ごきげんよう
今回は、紙巻たばこから加熱式たばこに変わっても「たばこの誤飲」は変わらない件について考えたい。
1. 加熱式たばこの相談件数が増えている
日本中毒情報センターによると、
加熱式たばこについて2016年1月~2017年12月に1,678件の問い合わせがありました。 加熱式たばこが全国で発売されるようになった2016年4月以降、件数が増加し、2017年後半は、紙巻たばこと加熱式たばこの相談件数が逆転しています。
とのこと。
紙巻たばこと呼ばれる従来のたばこが少なくなり、加熱式たばこの使用が増加。
結果として加熱式たばこの相談件数が増えているということだと思うが、もう少し考えてみよう。
2. わたしが考えたこと
日本中毒情報センターの公開しているPDF資料を読んでみると、
「中毒110番への相談件数」は2016年1月からわかりやすく紙巻たばこが減って、加熱式たばこが増加している。
ちょうど加熱式たばこが広がり始めたタイミングと同じになる。
ここでグラフを見てみよう。
月の相談件数の総数はこの期間でほとんど変化していない。
もちろん、禁煙による喫煙者減少や紙巻たばこから加熱式たばこの移行期のようなちょっと増加する時期はあるが、目に見えて減っているということはない。
なので、加熱式たばこへの移行は副流煙は減ったけど、中毒に関わる相談件数には変わっていないといえる。
なんだろう。加熱式たばこも紙巻たばことは違う良くない何かが出ているだろうし、目に見える被害は減ったのに全体の被害は減ってないみたいな状態。
相談の多くは子どもの誤飲事故のようで、手の届く場所に置いた箱やごみ箱から取り出して口に入れる事故。
「お子様の手の届かない所に保管してください」って良く言われるけど、まさにこういう事なんだなと感じる。
なので今も昔も口に含んでしまうたばこの吸い殻。なんてこった。
それと、成人の場合は使用後のカートリッジを浸した水やお茶などを誤飲することが起きているようです。
まあ、これも紙巻たばこを吸った後に缶コーヒーの缶に入れるみたいなアレな人も居たのでその流れが続いているといえるか。
困ったことに加熱式たばこは燃えて灰があるとかではないので匂いも含めてわかりにくそう。
加熱式たばこの誤飲を防ぐにはとして資料には下記が記載されていましたが。
たばこの箱は子どもの手の届かない場所に保管する。
使用後の器具やカートリッジは、すぐに子どもの手の届かない場所へ片付ける。
使用後のカートリッジを飲料の缶やペットボトルに入れない。
いや、なんで紙巻たばこの時に言われていたことから変わっていないんだろうと頭抱える。
紙巻たばこから加熱式たばこに対象は変わっても、それを扱う人間は変わっていない。
なので紙巻たばこのときにしていたことは、加熱式たばこでも同様にやってしまうということでしょう。
ポイ捨ても変わらないと思うので、何か対策をして欲しいですね。
ポイ捨ての吸い殻を拾うのは吸った本人じゃないんですから。
3. 最後に
今回は、紙巻たばこから加熱式たばこに変わっても「たばこの誤飲」は変わらない件について考えてみた。
なんだろう。ポイ捨てかっこ悪い。あと、大人は誤飲するな、子供に誤飲させるな。
それでは ごきげんよう
source:
加熱式たばこの相談件数が増えています! | 公益財団法人 日本中毒情報センター