キャリアのトラフィック増大と通信が多い使い方

ごきげんよう
ちょっと駄文を書き連ねてみる。
ここのところ携帯電話会社(キャリア)はデータ通信のトラフィック増大に対して規制やその他の通信方法を増やしています。

例えば、私が使っているauを例に上げれば三日間で300万パケット(約384MB)を超えるとその次の日は速度が規制される場合があります。また、その対策としてWiMAX対応端末やWifiスポットを増やしています。つまり3G以外へのデータ通信量の分散ですね。
回線は簡単には太くできないようですからなんとか増えないようにしているようです。
どれもこれもスマートフォン等の大量の通信を行う端末が増えているからでしょう。
また、最近対応を始めたテザリング機能ですね。これはPC等をスマートフォンを経由して3G等のネットワークに繋ぐってものです。別途ワイヤレスルータを持たなくて済むんですがパケット量は多くなります。また、キャリア毎に公式にテザリングをした場合は別途追加料金がかかる場合があります。
前述のようにパケット通信量が増えるのでキャリアにとっては頭が痛いでしょう。
しかし、実際に3Gでテザリングを使った人はその遅さに閉口して多くは使わないでしょう。使ってもサイトを見るぐらいで動画とかは無理です。WiMAXやXi対応なら快適になるから良いですが、3G回避なので結果キャリアとしては助かります。
でも、最近私は気がついてしまいました。キャリアが本当に注意すべきはテザリングじゃないんです。ましてやグローバルIPアドレスを用いたスマートフォン自体のサーバ化でも無いです。
本当に怖いのは、利用者がパケット増大の危機感も無くコンスタントに大容量の通信を行うことです。
具体的にはストリーミング配信を行うコンテンツを扱うアプリです。その中でも特に24時間ずっと接続され、通信によってコンテンツを受け取れるアプリ。例えば24時間のネットラジオやライブビデオストリーミングを行うアプリ、そしてクラウドや自前の電子機器上の音楽・動画のストリーミング配信です。
これらは常時32~512kbpsぐらい通信し続けます。電波が良いキャリアならこのぐらい安定して通信してくれます(規制かかったら512kbpsは流石に難しいかもしれません)。
この中でネットラジオで主流の128kbpsでちょっと時間辺りの通信量を計算してみましょう。
128kbpsは毎秒128kビットを通信するものでバイト単位にすれば毎秒16kBです。単純に1バイト=8ビットです。
毎秒16kBなので毎分960kBです。毎時になると57600kB=57.6MB。
パケット規制の三日間300万パケット(約384MB)を日割りにすると一日128MB。1時間聴くだけで半分近くは通信してしまいます。
まぁ、128kbpsぐらいなら大丈夫でしょう。問題は最近高音質な192kbpsのラジオもあること。
この場合は毎秒24kBになり毎時86.4MBになります。1時間30分聴いたら超えちゃいます。
もし学生さんが通学で行き帰り各30分をネットラジオを聴きながら過ごしたとしたらこれだけ通信しちゃいます。
スマートフォンを扱っている以上、ウェブサイトを見たりと他にも通信するでしょうからさらに通信量が増えます。
極めつけは最大320kbpsのクラウド音楽ストリーミング。国内はあるかわかりませんが、海外サービスがあり日本でも使えます。
こうなると、毎秒40kBという恐ろしい通信になり毎時144MBになります。これを3日続けたらもう規制対象です。
テザリングとか言っていられません。
ネットラジオが好きで聴き続けている人も居るでしょうし最近ではradiko(毎秒の通信量は調べていないのでわかりません)だってあります。
キャリアはわかっていると思いますが、テザリングよりもこれらの通信量のほうを気にすべきだと思います。
まぁ、困ったことにアメリカではデータ通信が従量制になったキャリアが増えてしまい日本でも従量制にする噂があります。
沢山データ通信を使う人はWifiやXi,WiMAX等の規制が無いもしくは緩い回線につないで楽しんだほうが良いかもしれません。
正直私もWiMAX端末が欲しいです。
長々と書いてしまいましたが、こうやったらこのぐらい通信するって事を知った上で使って欲しいなって思います。
それだけかな
それでは ごきげんよう

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