ごきげんよう
今回は、厚生労働省が出している「人口動態調査」を見て感じたことをまとめてみます。
1. 確認した人口動態調査の資料について
確認したのは「平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況」の中の第7表「死因順位(1~5位)別死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)別」という資料。
source:
平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
タイトルからそのまま死因に関する資料になっている。
全世代合わせて一番多いのが悪性新生物(がんや肉腫など)。
生身の人間には戦うべき敵がいる。それは自分自身(肉体)ということでしょうか。
2. 資料を詳しく見ると見えてくるわたしたちが対峙すべき死因
資料の中で、働く世代に注目すると、15歳から64歳までで自殺が死因であることが多いです。1位から4位のどれかに入ってます。
その中で働き世代と言われそうな15歳から39歳の死因1位が自殺という状態。
昔から自殺が多いと言われ、首都圏では人身事故により電車が止まることが多いです。
世の中か、会社か環境か、人間関係か。何かから逃れるためだろうと思います。
昨日まで元気だった人が次の日には帰らぬ人となり、残された人は何故それに至ったかを察するしか無い現実。
ただただ、自殺という存在が我々のそばにずっと居るのです。思い詰めたあなたをずっと見ているんです。
そして、体や心が弱くなっているときに音もなく忍び寄り、その人そのものを侵食していくのです。
侵食しきったらおわりです。
近くに居る誰かがそのサインを少しでも感じたらまずは声をかけましょう。
そこから何かが変えられます。
3. 最後に
今回は、厚生労働省が出している「人口動態調査」を見て感じたことをまとめてみました。
働く世代の人たちにとって自殺という死因はずっとそばに居ます。
目に見えなくてもずっとそばにいます。そのことだけは忘れないようにしましょう。
人は何かに絶望します。その対象は人それぞれです。
その対象から離れる人も居ますし、自らの正義のために立ち向かいぶっ壊す人も居るでしょう。
立ち止まり、動けない人もいるでしょう。泣きたくなる事もあるでしょう。
それでも一歩前に進んでみましょう。誰かの手を借りてでも。
絶望はひっくり返せ、そしたら希望になる。
それでは ごきげんよう