スタートトゥデイの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」にみる採寸の可能性

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ごきげんよう

今回は、スタートトゥデイの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」にみる採寸の可能性について考えてみたい。

1. スタートトゥデイのZOZOSUIT(ゾゾスーツ)

「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイが自社サービス(「ZOZOTOWN」及びプライベートブランド「ZOZO」)向けとして採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布受付を開始している。
ユーザーにかかるのは送料200円(税込)のみ。
このスーツは同社がニュージーランドのソフトセンサー開発企業 「StretchSense Limited.」 と共同開発したセンサーを内臓したもの。
着用した上でスマートフォンとBluetooth通信で接続することで体の寸法をZOZOTOWNアプリに保存可能。
今回のスーツにより、ファッションECの課題である 「サイズの不安」や検索時のレコメンドなどの充実を図るとしている。

無料配布の対象は一部の国に限るとしながらも、海外向けにも配布受付を開始している。

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2. わたしが考えたこと

まず、今回の「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布は自社サービスの向上のためというのがメインと思う。
ECサイトの場合はサイズが分からず、合わない場合は返却というのが起きやすい。何度かサイズ変更を経験した方も居るのではないだろうか。
ただ、送料負担であったり、その都度ユーザーも企業側スタッフも動くため効率が悪かった。
そこへ、膨大なユーザーに対して採寸して、それに合わせてユーザーの合う服を提示できれば効率化できるというのが今回の策。

ユーザーと企業側スタッフのどちらも効率よく対応ができるので無料配布してもお釣りどころかメリットが持続する。
しかも、ユーザーが定期的にZOZOSUIT(ゾゾスーツ)で採寸しておけば、体の変化も見えるので服を買う時の基準になる。
企業側はユーザーの人体のビッグデータが手に入るので服のサイズの生産の基準として使えるだろう。

もしかしたらスーツとアプリを一般化して他のサービスでも使えるようにという想定も出来るかもしれない。
ダイエット系では需要がありそうだ。

3. 最後に

今回は、スタートトゥデイの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」にみる採寸の可能性について考えてみた。
EC企業はいかにして現状の問題を解決するか、悩んだ末に行き着いた1つの答えが今回のZOZOSUIT(ゾゾスーツ)だろう。
他社とは違う価値を提供する。
ものを売るのではなく、それに更に体験や物語といった付加価値を付けねばならない。

それでは ごきげんよう

source:
スタートトゥデイ、採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」 を無料配布 本日より予約受付開始 – 株式会社スタートトゥデイ

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