ごきげんよう
今回は、日本初の3キャリア対応MVNOサービスとなったQTモバイルについて考えた事をまとめておきます。
1. QTモバイルとは
MVNOサービス「QTモバイル」は九州福岡にある株式会社QTnetが提供しているものです。
九州電力グループで、光インターネット、電話、クラウドと色々行う電気通信事業者です。
以前からドコモ回線(Dタイプ)、au回線(Aタイプ)のマルチキャリアで5分かけ放題もオプションも提供しています。
今回、ソフトバンクエリアに対応した「Sタイプ」を2018年2月1日(木)からサービス開始すると発表しています。
ちょっと先の話ですが、これにて3キャリア対応MVNOサービスの誕生です。データ通信専用と音声通話込みの2コースを提供。
データ通信は800円とドコモ回線(Dタイプ)やau回線(Aタイプ)と変わりませんが、音声通話込みの場合は1GBで1,700円とちょっとだけ他の回線より割高です。
ユーザーが増えれば変わってくるでしょう。
2. わたしが考えたこと
電力会社や光インターネットを提供してきた通信事業者がLTE通信のMVNOに参入して、既存顧客の囲い込みのような状態になってきていますが、全体を見れば上位のMVNOはなかなか変わらず。
大手3キャリアはドコモを除くと別ブランドやグループで低価格の通信サービスを提供することでユーザー囲い込みを行っています。
ワイモバイルやUQモバイルですね。よく分かりませんが、この2ブランドが互いに競争している様がよく見られます。
確かにどこの事業者かも分からないところと契約するよりも信頼できる所である程度料金が安ければ契約してしまうでしょう。
今回の、「QTモバイル」は日本初の3キャリア対応となりましたが、ここまで来るとVNOサービスの維持費が膨大になるのではと思うので、大丈夫なのかと心配になります。
既にソフトバンク回線だと日本通信がいますが、こちらはドコモ回線とのマルチキャリアです。
良い面は3キャリア対応なのでどの大手キャリアからも移行しやすいという点。
ソフトバンク回線で契約して、その後同じMVNO内でドコモ回線に移行するといった事も可能。
九州地方でうまくユーザーを取り込めるでしょうか。
3. 最後に
今回は、日本初の3キャリア対応MVNOサービスとなったQTモバイルについて考えた事をまとめてみました。
日本初ですが、これが今後良いことなのか背伸びした結果なのか見えてくるでしょう。
経過観察ですね。
それでは ごきげんよう
source:
http://www.qtnet.co.jp/massmedia/2017/20171207.html『QTモバイル Sタイプ』の提供開始について | プレスリリース | 株式会社QTnet