MVNOのスマートフォン+SIMカード販売がただのセット販売に成り果てている

By: Maurizio Pesce
By: Maurizio Pesce
By: Maurizio Pesce

ごきげんよう

最近のMVNO界隈では様々な企業が参入し、月額1,000円以下のプランからLTE使い放題プランまで様々なプランが現れました。
また、企業によっては独自のセキュリティオプションや自社サービスのクーポンを同梱するなど付加価値の部分で差別化を図ろうとしました。

また、端末を調達し、セット販売を行う企業も増加し、今や各MVNOサイトにはSIM単体の場合のサービス料金とともに端末+SIMセットの料金が同時に記載されている状態です。

セット販売というとユーザーにとっては動作確認済みの機種が選べるのでありがたいですね。
動作確認端末の表を見比べながら自分が使う端末が対応しているかなんて毎回確認しないといけないのは大変です。
動作有無だけでなくテザリング可能か、独自のプロファイルを必要とするかやアンテナピクトが正常に表示されないという「アンテナピクト問題」が発生するかなど確認すべき点は幾つもあります。

最近ではau系MVNOの「mineo」の通信サービスがiPhone(iOS8の場合)だと動作しないというものがあります。
iPhoneではIIJmioもiOS7.0の時にLTE通信が使えないという問題が発生していました。
使用端末の事前調査はかなり重要です。
この点、MVNOが調達しているものは動作確認した上でセット販売をしていると思いますので安心ですね。

とはいえ、このセット販売も気になる点があります。
セット販売時の端末価格はMVNOそれぞれ同じような価格になっており、キャンペーンと称して割引を行っている所は少数です。

これはMVNOとして、端末価格よりも通信サービスの質・料金を重視しているという事で納得できますが、今後セット販売を行うMVNOが増えていけば、セット販売の場合は端末価格を割引しますなんて言い出すかもしれません。
端末とSIMのセット販売だけをするMVNOが現れれば、自然とそういうことも起きるでしょう。

通信サービス(通信量・通信料)を中心に独自オプション・サービスが渦巻くMVNO界隈ですが、まだまだ変化の起こりそうな予感です。

今後の動向に期待です。

それでは ごきげんよう

source:
石川温のスマホ業界新聞:mineo・iOS8問題で浮かび上がるアップルとMVNOの関係 ━━SIMフリーiPhoneを安心して使える日は来るのか – ITmedia Mobile

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1410/31/news028.html

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