広告収入投稿者100%還元の「ジャンプルーキー!」で見えてくる既存商業誌以外の可能性

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ごきげんよう

今回は、広告収入投稿者100%還元の「ジャンプルーキー!」について考えをまとめておく。

1. 広告収入100%還元の「ジャンプルーキー!」

株式会社はてなと株式会社集英社がマンガアプリ「ジャンプルーキー!」を共同開発、提供開始している。
この「ジャンプルーキー!」はもともと2014年に開始された「少年ジャンプルーキー」というマンガ投稿・公開サービスで、専用アプリ化とともに名前が変わったもの。
投稿作品の閲覧ページに搭載される広告の収益を100%投稿者に還元する仕組みも用意されています。

ジャンルは自由で誰でも投稿可能。描き手と読者をつなぐコミュニティ機能もあるそうです。

2. わたしが考えたこと

皆さん漫画読みますか。本当にピンポイントの作品しか読みませんし、買うとしても単行本ばかりです。
月刊誌や週刊誌は読みませんね。

これまでのマンガアプリというと配信作品、配信作家がきまっていて、毎週曜日別に更新されたものを見るといった週刊誌、月刊誌のアプリ化といったものでした。
つまり媒体が紙から電子データに変わっただけです。

少し前に日テレの「マツコ会議」でも若手漫画家の話をしてましたが出版社へ持っていって評価貰っての繰り返しだと思います。
それで、週刊誌の読み切りとかに出せそうなら出して、評価を見て連載に。
とはいえ、雑誌の枠はある程度決まっているので狭き門です。

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その点、投稿サイトにしてしまえばサイト運営者側にとってはデータ量がどんどん増えていくとはいえHDDの値段も下がりっぱなし大容量化しっぱなしの現状ではどんどん投稿されても耐えられるシステムが作れます。
大量の作品から今後のデビュー作家を探すという原石探しができます。

で、その原石探しもアプリ化して様々な方が閲覧・評価することで誰(投稿者)がどんな層に受けているのかという事がわかるようになります。
そしたら、ユーザーによって評価が高いある程度絞られた投稿者数名から商業誌へお願いする人を探せば良くなります。

広告の収益を100%投稿者に還元する仕組みなので、投稿して閲覧されてもリターンが限定的だったこれまでの投稿サイトとは違う既存の商業誌無理そうだけど圧倒的に人気がある投稿者という人を見つけ出せるかもしれません。
まるで、テレビのコンテンツに対する動画配信サービスにある放送コード無視のコンテンツみたいな。

私は既存の枠を破壊する試みと捉えています。
どう転がるかわかりませんが、楽しみですね。

3. 最後に

今回は、広告収入投稿者100%還元の「ジャンプルーキー!」について考えをまとめてみました。
このサービスがどう成長していくのか気になりますね。
自分の好きな作品に出会えそうですし、無ければ自分で作ってしまえが出来そうです。

それでは ごきげんよう

source:
ジャンプルーキー!アプリ – ジャンプルーキー!
はてなと集英社がマンガアプリを共同開発。「ジャンプルーキー!」で次世代の才能発掘を目指す|株式会社はてなのプレスリリース

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