12℃で融ける青果専用「適温蓄冷材」は青果配送を変えてくれそう

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ごきげんよう

今回は、12℃で融ける青果専用「適温蓄冷材」は青果配送を変えてくれそうなので考えてみたい。

1. 12℃で融ける青果専用「適温蓄冷材」とは

シャープ株式会社が液晶材料の研究で培った技術をベースに開発したもの。
青果配送を目的とした専用の蓄冷材(保冷剤)としては発表時点で業界初とのこと。確かに聞いたこと無い。

シャープが液晶材料の研究で培った技術を応用した「適温蓄冷材」は、「-24℃~+28℃(開発中の温度帯のものを含みます)で融け始める氷の状態で蓄冷できる」という特長を持ちます。

パルシステム(パルシステム生活協同組合連合会)では、配送の際に冷蔵品・青果ともに0℃(融点-1℃~1℃)の蓄冷材を使用していましたが、青果が低温障害により傷んでしまうケースがありました。
今回の青果専用「適温蓄冷材」導入により、青果の品質を保持しつつ「適温蓄冷材」の凍結までの時間の短縮と冷やすためのコスト(消費電力)の削減をしています。
7月20日(月)配達分から運用を開始しているとのこと。

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2. わたしが考えたこと

クール便とか冷凍便とかありますけど、温度は決まっているんですよね。もちろん決めないとなんとか便としては成り立ちませんが。
青果となれば、栽培方法が違うし、保存しておく温度も違うでしょう。

マンゴーも温度によって「追熟させる」、「追熟後にいい感じに保存する」と「食べる前の冷蔵保存」で全然違います。
因みに追熟とは収穫後に時間をおいて完熟させることらしいです。
食べごろをコントロールした時点で追熟してますね。

これを執筆している時点ではフードデリバリーサービスが話題になりやすいですが、デリバリーの際の適温というのもあると思います。
シャープの「適温蓄冷材」は開発中のものもあるとはいえ、「-24℃~+28℃」の範囲で蓄冷出来そうなので、冷麺と温かいスープを同時にデリバリーするといった場合ならこういった蓄冷材が使えるのかなと思います。あ、温かいスープの場合は逆に保温か。
デザートに、最適な温度の生チョコが欲しい。

バイクや自転車に高性能な温度を保つ機器を載せるかというとコスト面が心配なので、こういった技術を上手く使えば「作りたてを届ける」に繋がると思います。
ツルツルテカテカしたバッグの中身は工夫されていくのでしょうか。

3. 最後に

今回は、12℃で融ける青果専用「適温蓄冷材」は青果配送を変えてくれそうなので考えてみた。
青果を中心に需要がありそうなところの「適温蓄冷材」は生まれそうな予感。

それでは ごきげんよう

source:
業界初 青果専用の「適温蓄冷材」を用いた新配送システムの運用を開始|ニュースリリース:シャープ

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