ごきげんよう
皆さんは普段使いの食器は何処のものを使っているでしょうか。
私はコップもお茶碗も大部分は益子焼のものを使っています。
アニメ「元祖・天才バカボン」にも「益子焼の茶碗のマシ子ちゃん」なんて形で登場している益子焼です。
そんな益子焼が生まれる栃木県益子町ですが、春と秋に陶器市が開催されて賑わいます。
「益子春の陶器市」、「益子秋の陶器市」と呼ばれます。
そこで今回は、地元民と一緒に益子の陶器市に行ってきたので紹介します。
ちなみに、上記画像は益子窯元共販センターに居る大きなたぬきです。
益子陶器市や益子焼を買いに来たならこの姿を見ておきましょう。
1. 益子焼とは
益子焼は江戸時代末期、笠間で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まると言われます。以来、優れた陶土を産出すること、大市場東京に近いことから、鉢、水がめ、土瓶など日用の道具の産地として発展をとげます。
source:
益子町観光協会のホームページです
つまりは、地元(益子)の土で作って窯で焼いたものが益子焼と言えます。
2. 益子陶器市は朝早く行こう
陶器市の朝は早いです。朝8時ごろから店が開きます。
遠方から来る方も含めて、朝8時から9時に益子町に着くようにしましょう。
この時間帯なら陶器市が行われる城内坂通り近辺の駐車場でも十分駐車可能です。
午前11時になると渋滞がひどく、それ以降午後過ぎまで駐車は難しいと思います。
なお、駐車には一律で1日500円かかりますのでご注意を。
3. 益子陶器市に行くときの心得
前述の通り朝早くに陶器市会場に行くことをおすすめしますが、その他にも下記を心得として覚えておくと良いと思います。
3.1 益子陶器市は益子焼とそれ以外が共存している
城内坂通りの古くからのお店や益子窯元共販センターなどは益子焼の陶器を売っていますが、作家テントと呼ばれる県外を含む作家のお店の場合は益子焼とは限りません。
益子出身者のテントもありましたが、多くは居ないようです。
益子陶器市で陶器が欲しいのか、益子焼の陶器が欲しいのか。
その点ははっきりさせておく必要があります。
3.2 買う対象を決めてから陶器市に行こう
沢山のお店があるので、行く前に欲しいものの対象を決めておきましょう。
例えば、コーヒーコップとかお皿、壷。あとは大体の大きさや色、質感(ざらざらかつるつるか)です。
人によっては特定の作家の作品を買う人もいるかもしれません。
何故決めておく必要があるかというと、大量の陶器を前に迷うからです。
お店が沢山あるので、「もっと良いものがあるんじゃないか」と考えてしまいます。
しかし、陶器の数に限りがあることは当たり前で、その場で買うか後で戻ってきて買うか決める必要があります。
益子陶器市は陶器という名のお宝を探す場所だと認識しておいてください。
3.3 大きい荷物はできるだけ持たないようにしよう
益子焼は陶器なので、当たり前ですが落とすと割れます。
店内が狭いお店も多いため、大きなリュックなどを持ったまま移動すると誤って商品にぶつかってしまい、割ってしまう事もあります。
大きい荷物は持たずに益子陶器市に行きましょう。
因みに、益子焼の商品は数百円のものから数十万円以上のものまで幅広いです。
お店によっては半額の弁償は当たり前なので、注意してください。
作家の作品が実際に使われること無く割れてしまうなんて悲しいですからね。
陶器市に行く際は特に注意しましょう。
4. 益子焼製表札が作成できる「こうじんや」
蔓が外壁を覆い、一時期は看板までも覆ってしまったお店。
公式が言っている「トトロが住んでいそうな店構えが目印」というのは納得です。
益子焼の皿やコップなど色々売っています。注目すべきは益子焼製表札が作成できるというところ。
板に益子焼のひらがな文字やカタカナ文字、ハートなどを配置して作成します。
玄関に掛けておくとかなりおしゃれですよ。
オーダーメイドで作成できるので、お店の看板にしたいと考えている方は相談してみてはいかがでしょうか。
店内奥ではコーヒーが飲めます。
益子焼のコップでコーヒーが飲めるので、「このコップを下さい」なんて言われることもあるとか。
使い方が見えると更に良い物として感じられるのかもしれませんね。
source:
益子焼こうじんや
5. 「壷々炉」でモーニングセットを
通りから少し入った場所にある壷々炉(こころ)。
こちらはカフェスペースと、益子焼などのショップスペースが併設されたお店です。
こちらでモーニングセットを頂きました。
使用されているお皿もコーヒーカップも益子焼です。
このように実際に使われていると使い方が見えてきますよね。
食事後はショップスペースで陶器を見るのも良いと思います。
source:
益子焼&カフェ 壷々炉 – 益子町観光協会のホームページです
6. 「ましこナビ」で益子を感じよう
益子陶器市に行った際に見つけたのですが「ましこナビ」というものがあるそうです。
これは益子町にある陶芸店やギャラリー、飲食店などの店舗を検索できるアプリです。
GPSで現在地から近いお店の情報も出せます。
益子町や益子陶器市に行く方はこのアプリで予習してみてはいかがでしょうか。
益子陶器市では見たり、買ったりするばかりですが、ろくろ体験など実際に益子焼を作ることもできます。
source:
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 ましこナビ
ましこナビ – Google Play の Android アプリ
7. 最後に
今回は益子陶器市の前編として、陶器市の注意点や実際に行ってみたいくつかのお店を紹介しました。
「ましこナビ」というアプリも出ていたんですね。訪れる方は要チェックです。
後編では、大誠窯や健一窯、益子窯元共販センターなどについて紹介したいと思います。
それでは ごきげんよう
source:
益子町観光協会のホームページです