ごきげんよう
今回は、株式会社メルカリが即時買取サービス「メルカリNOW」を始めたようなので考えたことをまとめておく。
1. メルカリNOWとは
株式会社メルカリが始めた即時買取サービスで、運営そのものはグループ会社の株式会社ソウゾウが行っている。
利用はフリマアプリ「メルカリ」内で行える。
手元にある商品に対して情報入力とスマホによるカメラ撮影をすることで査定金額(現在は最大2万円まで)が提示され、了承するとその場でお金(売上金)が手に入る。
この売上金はメルカリ内ですぐに利用可能となっており、買い物に使えます。
現金化するには申請が必要とのこと。
現時点で買取対象は、レディース・メンズの服飾品となり、1日の買取金額は上限1,000万円まで。
買い取りは先着順で、毎日10時にリセットされるようです。
①商品のブランド・カテゴリ・状態を選択して写真を撮り、査定金額を確認
②メルカリグループのソウゾウが商品を買い取り、お客さまのアカウントに売上金をお支払い
③2週間以内に集荷依頼を受け、お客さまの自宅へ集荷(無料)
④買い取った商品は、株式会社ソウゾウが「メルカリ」上で販売
という利用フローになっています。
偽造品や盗品等への対策も本人確認・監視で行うとのこと。
2. わたしが考えたこと
最近買い取りサービスが人気なんでしょうか。
「ヤフオク!」も他企業と組んでやってますね。
買い取りのプロが見て買い取り価格を決めるパターンと違い、今回はフリマアプリ「メルカリ」で入手したビッグデータを活用しているように見えます。
内容としては「メルカリ」の膨大な取引データ(写真や価格等)を利用して予め学習させておいて、新たな写真と情報(ブランド名、状態)に対して買い取り価格を自動付与しているというもの。
売れた商品の写真やその情報、価格が大量に集まっているので、それに合わせて買い取り価格を自動的に付与するのは自然な流れかと思います。
これは、これまで人間が価格を決めて取引した教師データがあるからこそでしょう。
ただ、気をつけたいのは過去にある商品が売れたからといって今後も売れるか分からないという点。
買い取りのプロなら市場を見ているでしょうからどう売れば良いか見えているでしょう。
ただ、機械的に買い取りをしてしまった場合、その商品が今後も売れるのか在庫を抱えることにならないか注意しなければなりませんね。
グループ会社の株式会社ソウゾウの役目は大きく2つ。
1つめは買い取った商品をきっちりユーザーから回収すること。
2つめは買い取った商品を「メルカリ」上で売り切ること。
今回のために在庫を置く場所も確保していると思いますし、メルカリは「売れた商品のうち約半分が24時間以内に売れる」との話もあるのでそのあたりから在庫の想定はしているのでしょう。
買取価格よりも販売価格がしっかり高ければ、一部の買い取り品が失敗でもカバーできます。
サービスが始まったばかりですが、今後どうなるか気になりますね。
3. 最後に
今回は、株式会社メルカリが即時買取サービス「メルカリNOW」を始めたようなので考えたことをまとめてみました。
即時買い取りがクローズアップされていますが、今後色々見えてくるのかなと思います。
楽しみですね。
それでは ごきげんよう
source:
より早く、より簡単にお金に変わる”即時買取”サービス「メルカリNOW」開始|株式会社メルカリのプレスリリース