ドコモ系MVNOの音声通話定額や通話パックについてまとめておく

Phone, Call

ごきげんよう

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者)のサービスについて話してきましたが、今回は音声通話についてです。

大手携帯キャリア(NTTドコモ/au(KDDI)/SoftBank)は月額2700円/1700円の通話定額サービスを提供していますが、さてMVNOはどうでしょうか。
今回はドコモ系MVNOについてまとめたいと思います。

1. 音声通話料金は専用アプリで半額まで

ドコモ系MVNOはNTTドコモの物理的な回線を借りているので音声通話部分で独自性を発揮しにくい領域になっています。

大手携帯キャリアで当たり前になった無料通話分が存在しないことはMVNOへのMNPを思いとどまらせる要因じゃないでしょうか。
データ通信は多種多様なプランになっているのにもったいないところです。

その中でも「楽天でんわ」や「G-Call」、「BIGLOBEでんわ」、「カケマックス」などは専用のアプリケーションを使って通常(20円/30秒)の半額である10円/30秒を達成しています。
同じ電話番号で安くなるという事で使っている方も居ると思います。

しかし、半額(10円/30秒)より安い通話料金というのは050系のIP電話サービスぐらいしかこれまでありませんでした。

まだまだ通話定額には程遠いです。思うがままに喋りたい。
このオッサンだってそう思っているはずだ。

Phone, Call

2. 現れる音声通話定額サービスたち

そこで今回はドコモ系MVNOの音声通話定額や通話パックについてまとめてみたいと思います。

もしもシークスの「かけたい放題」

エックスモバイル株式会社が手掛ける「もしもシークス」の料金プランです。
個人向け(かけたい放題)と法人向け(かけたい放題 for Business)があります。

プラン料金は月額1,980円から3,980円までの幅があり、

・基本コース 月額1,980円で1回あたり3分以内の国内通話が月30回まで無料

・あんしんコース 月額2,980円で1回あたり5分以内の国内通話が月30回まで無料。
「かけたい放題 for Business」の場合は月100回まで可能

・まんぞくコース 月額3,980円で1回あたり10分以内の国内通話が月100回まで無料。
「かけたい放題 for Business」の場合は月200回まで可能

の3コース。

この通話定額プランは制限付き定額と呼ばれるもの。
大手携帯キャリアの月額1,700円の通話サービスと似ています。

データ通信量はコースによって決まっているので気をつけましょう。
また、定額の分数及び回数の経過後は20円/30秒に戻ります。

BIGLOBEでんわの「BIGLOBEでんわ 通話パック」

「BIGLOBEでんわ」を契約しているユーザーが使える通話パックで「通話パック60」があります。
もともと10円/30秒で利用出来るんですが、更にパックになっています。

国内通話料1,200円分(最大60分)が月額650円の定額で利用できます。
定額の分数経過後は10円/30秒に戻ります。

通話定額というと微妙ですが「一定時間分が定額」になるのでこれも含めておきます。

NifMoの「NifMo でんわ」

MVNOの中ではかけ放題の通話定額サービスになります。
専用アプリを用いることで月額定額で固定電話・携帯電話に電話をかけられるもの。

「国内かけ放題プラン(月額1,300円)」と「国内+海外かけ放題プラン(月額2,700円)」があるので、国内外どちらもかけ放題ができます。

良いように見えますが、注意点として

・通話開始から90分前後経過した場合、自動的に通話が切断される
・緊急通報用番号(110、118、119)やフリーダイヤルなど一部発信できない番号あり
・IP電話のため、データ通信量が消費される。データ通信消費量の目安は1.5MB/3分とのこと
・かけ放題プランの料金の他に基本のプラン料金がかかる

というものがあります。
また、このサービスは海外のネットワークを使用しているので通話先の通信会社によっては、番号が表示されずに「非通知」と表示されたり、電話番号の先頭に「+81」が表示されることがあります。
着信情報をSMSで通知する機能もありますが送信料(国内3円/1通)がかかります。

楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」

1回5分以内の国内通話が月額定額になるサービスです。
制限付き定額ですが、これまでのサービスと異なるのは電話回線を使った回数無制限の通話定額になっている点です。
利用している電話番号で「楽天でんわ」を使うことで実現しています。

ただし、注意点として、

・楽天モバイルの契約ユーザー限定で別途月額料金850円が必要。
・通話が5分を超えた場合は10円/30秒の従量課金
・「楽天でんわ」を使用しなければならない

となります。

良さそうに見えますが、別のMVNO通信サービスを使っている場合はサービスを変更するか悩ましいところです。

現在は電話回線を使う通話定額サービス「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」を出しています。

DTI SIMの「でんわかけ放題」

「DTI SIM」のオプションとして月額780円。
対象通話は国内の固定電話、携帯電話、IP電話及びPHS。1回5分までの通話が何回でも無料になります。

他のMVNO通信サービスで提供されているプリフィックス方式ではなく、専用アプリや特別な設定が不要になっている。
これならアプリが使えない端末でも使用可能。

また、「DTI SIM」の半年間割引プランと通話定額込みの「でんわ定額プラン」というものがあります。

「OCN モバイル ONE」の「OCNでんわ 5分かけ放題オプション」

「OCN モバイル ONE」の音声通話SIM向けのオプションサービスで月額850円。
5分以内の国内通話が定額かけ放題になるもの。
申し込み後にスマートフォンに専用アプリ「OCNでんわ」をインストールしてアプリから電話をかけることで利用可能。

「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の「通話定額オプション」

「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のオプションサービスとして「誰とでも3分 家族と10分」が月額600円、「誰とでも5分 家族と30分」が830円。
同一mioID間を家族として誰とでも通話に加えて家族間でも制限付きかけ放題を実現している。

オプションサービスは「みおふぉんダイアル」をインストールして利用する必要あり。

IIJ、個人向けモバイルサービスにおいて、定額で音声通話ができる「通話定額オプション」の通話時間を改定 | 2017年 | IIJ

料金据え置きで通話時間を5分から10分に拡大してます。

日本通信の「通話3分定額オプション」

日本通信が「b-mobile電話」のオプションとして3分以内の国内通話が1日50回まで無料となる「通話3分定額オプション」を月額500円で提供。

日本通信、通話3分定額オプションを提供開始 | 日本通信株式会社

BIGLOBEの「BIGLOBEでんわ3分かけ放題」

「BIGLOBE SIM」のサービスとして3分以内の国内通話がかけ放題となる通話サービス「BIGLOBEでんわ3分かけ放題」を月額650円で提供。

3分以内の国内通話なら何度かけても月額650円となる「BIGLOBEでんわ3分かけ放題」を開始 | プレスルーム | ビッグローブ株式会社

スマモバの「スマート通話定額プレミアム」

スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社の「スマモバ」が提供する通話定額サービス。
10分以内の国内通話が何度でも無料になります。

10分以内の国内通話が無料!「スマート通話定額プレミアム」をリリース|【スマモバ】格安SIM 格安スマホ 高速通信

3. 最後に

今回は、ドコモ系MVNOの音声通話定額や通話パックについてまとめてみました。
MVNOで音声通話を良くする方はこれら音声定額サービスを参考にしてみてはいかがでしょうか。
日々の通話料削減ができるかもしれません。

それでは ごきげんよう

※この記事は本ブログ管理人(薙月 桜華)がteamtekito.com(ちーむてきとー)に寄稿していた記事をちーむてきとー管理人の許可を得て修正して投稿しています。

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